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アトランティスの亡霊【資料室】

アトランティスの亡霊の各種資料

先進型機動甲冑 機体バリエーション

●帯締学園、重工学部 研究開発機体
鬼式陸戦は、帯締学園の重工学部が研究開発した機体で、量産型とは異なり、生徒各自の能力に合わせて設計された専用のカスタム鬼である。
予算に厳しい王立学園であったが、研究開発に必要な設備や資材は王宮から最低限の支給があり、限られた条件ではあったが、パイロットや開発者の要求を盛り込んだ結果、非常に趣味的な機体が多い。
学生らしく "量産性" と言うものをまったく考慮していなかった為に、機体の基本性能としては量産品とは比較にならないすぐれた能力を発揮していたが、学生(=素人)が作った分、品質が劣り、不具合を出すケースが多く見られる。

ライバルである添下学園、機械格闘研究会の機体は、大手企業がスポンサーと言う事もあり、最終的に量産性と収益性の優れた機体の開発が求められていた。
このため非常に信頼性の高い機体が制作されていた。

鬼43式 一式陸戦型戦闘鬼「隼」
一般生徒用に建造された、帯締学園では一番ポピュラーな機体。
非常に扱いやすく操縦性に優れ、ナノスキルを有していなくても操作が可能。
帯締学園生徒しか使用していないものの、一番最初に実用化された先進型機動甲冑と言う事もあり、実質的に先進型機動甲冑のデファクト・スタンダードとされている。
重力戦下では、この隼1体で、10式戦車1個中隊を1分で殲滅する能力を有している。
0G戦下では、のちに実用化されるMP(マニューバー・パック)装備で、サイズ的にはるかに巨大な駆逐艦と対等に戦える能力を有している。

この機体に限らず鬼式陸戦全般として、予算が限られているために大きな損傷を発生させると部活動活動経費を圧迫するので、通常時のスペックはリミッターにより、1/3程度まで抑えられており、部活の範囲であれば絶対に負荷のかからない設定に抑えられている。
無理をしない為のリミッター以外には、逆の無理をする為のブーストマニューバーと呼ばれる機能が設けられている。

機動甲冑は生身の肉体の身体的能力の劣勢を補完するものではあるが、
AL-TRONのOSの制御は、パイロットが耐えうる身体能力を遥かに超える為、過度な機動はパイロットの肉体的負担を激増する事にもなり、パイロットの命を消耗するリスクが高まる。
この為、鬼式陸戦の機体には 3段階のブーストマニューバーが設けられている。

1.ハイマニューバモード

                   30分間稼働可能な高機動モードで、機体性能は通常時より50%引き上げられる。
              30分経過後は機体冷却とパイロット披露解消のため60分間強制停止させられる。
               60分経過後は、再度ハイマニューバを利用する事が可能。

2.スーパーマニューバモード

                   10分間稼働可能な超高機動モードで、機体性能は通常時より300%引き上げられる。
               ただし、このモードが使用可能なのは、一回の出撃で1回のみで、
               帰投後、フルオーバーホールと歪んだフレームの交換実施を行い、
               パイロットは1週間の検査入院とリハビリが義務付けられる。
               なお、ハイマニューバモード後の強制停止期間中にも緊急的にこのモードを5分間だけ
               使用が可能である。

3.V-Maxモード

               機体の本来持つ限界性能をはるかに超える機動を要求される場合に全損覚悟で使用され、パイロットの生死に関わらず、その時点の機体状況が許せる最大限の勝利(MaxVictory)を確約する。
               このモードの使用には本来は設計者しか知らない筈だったパスワードが要求されるが
           実はこのパスワードはそんなに厳しくなくて、一般パイロットには広く知られてしまっている。
           このモードの実戦での使用例は存在しており、
           圧倒的な戦果が報告されたがパイロットの生還率は非常に厳しく限りなくゼロに近い。

 

 

    鬼45式改 二式陸戦型複座戦闘鬼「屠龍 A型」
        鬼60式 二式陸戦型複座戦闘鬼「屠龍 A´(ダッシュ)型」
            他の陸戦型戦闘鬼より一回り大きな機体で、甲冑と言うよりは、ロボットに非常に近い部類に入る。
            この機体にかぎらず全体的に、複座型の特徴として、 パイロットは、機体内のコントロール・スフィア内に設置されたシートに固定され、脳神経をスキャンする事によりパイロットの思考がアクチュエーターに運動信号として伝送される。
                もう一人の搭乗員はコ・パイロットとして、コントロール・スフィア内のパイロットの背面にタンデム形式のシートが用意され、パイロットよりも高い位置に着座する形で固定される。
                コ・パイロットの役目は、指揮通信の他、索敵、火器管制など多岐にわたるが、この為パイロットは戦闘に集中できる利点がある。    コ・パイロットには指揮官が搭乗するケースが多い。
                2名搭乗のこのタイプの陸戦が脚部が2本である理由は、一人で機体をコントロールする方が機動力が勝るのが理由だか、腕部が4本あるのは、パイロットと、もう一名のコ・パイロット用で、手持ち武器が倍扱える利点の他、攻撃と防御を 同時に展開できるメリットもある。
                サイズが大型化する分、物理的装甲が強化でき、バッテリーの搭載量も増える利点がある。
                しかし他の機体より大きいと言う事は、目立つ=標的になりやすいことに直結し、パイロットは相応の能力が要求される。
                搭乗者:【おみくじ】【トミちゃん】

 

 

鬼61式 三式陸戦型高速戦闘鬼「飛燕 甲1型」

        鬼64式 三式陸戦型高速戦闘鬼「飛燕 甲2型」
        鬼83式 三式陸戦型高速戦闘鬼「飛燕 甲3型」

 

            高速移動を得意とする機体で、陸上でも大和盆地防衛戦では、敵陣を突破して天保山の上陸部隊本隊を直接叩く戦果をあげた。
            軽快な機動を実現するため、脚部の裏にアンカーを装備しており、地面に打ち込む事で急制動やアクセルターンを実現している。
            この機能は当然宇宙空間では使用できないものの、宇宙空間での格闘戦において隠し武器として使用していた。
            基本的に重装備はしはないで、身軽に斬り込んでいくタイプの機体である。
            他の機体同様に火器の標準装備が用意はされてはいたが、パイロットは火器を放棄し、NH対装甲ブレードを二刀を使って切り込んでいく高速剣術戦を好み、"銃で落とせない斬撃の燕" として恐れられた。
            零式に次いで、超高速抜刀術を得意とする。
            搭乗者:【サダッチ】

 

 

 

鬼84式 四式陸戦型戦闘鬼「疾風 1号鬼」
        鬼87式 陸戦型試作戦闘鬼「疾風 2号鬼」
        鬼88式 陸戦型試作戦闘鬼「疾風 3号鬼」
        鬼94式 陸戦型試作戦闘鬼「疾風 4号鬼」
        鬼96式 陸戦型試作戦闘鬼「疾風 5号鬼」

            クラスの不良3人組の為に設計されたパワーと火力重視の機体である。
            3人なのに、5鬼分あるのは、取り巻きの2名を含めて5鬼となったからである。
            パワー重視のため非常にピーキーな機体とはなったが、もともとパイロットの運動神経がよいので
            逆に挙動の不安定さが機体の機動力向上につながっている。
            動力に大部分のパワーを消費する為、火器システムの動作クロックを抑える必要があったが、後に使い捨てのコンフォーマル・バッテリーが開発されて、火器システムがフル出力で使用できるようになった。
            バッテリの増加に伴い、運用中にBIOSにも変更が加えられ、稼働率に合わせ動的にオーバークロックが出来るようになった。
            5鬼のAIは常にリンクしており、拠点やAWACSからの指示を受けなくても、5鬼のターゲットが重複する事無く攻撃目標が振り分けられ、高率的に目標を制圧する事が可能となっている。
            この5鬼の火力を突破する事は非常に困難で、"弾幕の竜巻" と評され、敵陣営では直接戦闘を回避するよう通達がだされるほどであった。
            搭乗者:【ケンジ】【マナブ】【コンブ】

 

 

鬼100式 五式戦闘鬼
        鬼102式 陸戦型試作戦闘/襲撃鬼(五式複座戦闘鬼 甲一型)
        鬼108式 陸戦型試作戦闘/襲撃鬼(五式複座戦闘鬼 甲二型)

             複座型の極めて攻撃性の高い機体である。
            分厚い敵陣を強行突破して拠点を一撃で撃破する事を主眼に置いて設計されている。
            一般的な機体(複座型も含め)の支援AIは1機のみ搭載しているが、この機体には、航法支援、戦闘支援と個別に役割を持たせた AI を2機搭載するタンデム式AIとなっており、それぞれがパイロットと、
            コパイロットを支援している。
            ただ、たまたま搭載したAI同士の相性がよろしくなく、普段からして時折ケンカを起こす事があり、搭乗員が仲裁に入る面倒な機体となってしまっている。 しかし、ひとたび戦闘態勢に入ると、そこはさすがにAIで優れた連携を発揮して接近してくる敵を識別し、戦闘を回避して目標に速く到達するルートとの解析と、回避できない脅威度の高い最優先の攻撃目標には最適な攻撃方法を判定してパイロット、コ・パイロットに情報を提供しており、実のところは搭乗員からの信頼はひじょうに厚い。
            搭乗者:【もっちゃん】【なるみ】

 

鬼108式改 陸戦型試作特殊戦闘鬼(甲1型)
        鬼109式 陸戦型試作特殊戦闘鬼(甲2型)

            YamatoIndustries社が開発中のMP(マニューバー・パック)の試作品を最初から装備しており、
            通常の状態でも音速(地球大気内)の2倍で飛行(パイロットのナノスキルによって差はある)が可能である。
            しかし一撃離脱タイプではなく、高速で移動しながらの超長距離狙撃を得意とする敵からは見れば戦いにくい機体である。

            大和盆地防衛戦では、SU-35の機体から空中発射により宇宙空間へ打ち上げられ、弾道コースで大和盆地に帰還し、大気圏再突入中にもかかわらずシナ戦車隊を狙撃している。
            この際に初めて使用された耐熱ナノシールドは、その後の地球艦隊が大気圏用の通常の航空機を宇宙空間で放出して、大気圏に突入させる戦法でも使用され、当初想定されていなかった予想外の成果を得る事となった。
            搭乗者:(甲1型)【サダッチ】    (甲2型)【ヒデコ】

 

鬼201式 陸戦型試作戦闘爆撃鬼「火龍」
        鬼98式 陸戦型試作格闘戦専用戦闘鬼


            98式は、カラシニコフ3姉妹の為だけに建造されたカスタム陸戦で98式と201式戦闘爆撃鬼はセットとなっている。

            もともと98式は単鬼で運用される計画であったが、友達をシナ侵攻軍によって失った失意のターニャがシナを民族もろとも根絶する目的のためにだけに2週間と言う不眠不休の突貫工事で201式を作り上げた急造の合体システムである。

            搭乗者:【ミーシャ】【ナターシャ】【ターニャ】

 

 試作鬼
        鬼200式 試局地戦闘鬼「秋水」

            戦争末期に開発された機体。
            機体本体に初めて超小型ネガティブ・グラヴィティ・ジェネレーターを搭載した試作鬼で、超高速な移動を可能とする。
            ただパワーの消費は激しく内臓バッテリーだけでは継続戦闘時間に難があるのと、機体がピーキー常人がコントロールするには困難なほど非常に高い操縦スキルが要求され、戦闘どころではない・・・、との理由で試作のみで終わった。

 

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アトランティス軍/近衛研究機関/添下学園、機械格闘研究会 開発機体

A6M 零式戦闘鬼
ナノキャリアの随伴鬼として開発された無人機。
零式とは、無人を意味する零からきている。
ナノキャリア1名がコントロールできる零式は、一般的に6鬼だが、各自の能力に応じ、2倍、3倍の数をコントロール下に置くことも可能である。
パイロットが搭乗しない分、かなり軽量化されており、パイロットの負担を一切気にしない高機動力を発揮する。
機動力においては火龍に匹敵する唯一の機体ではあるが、初歩的なフレームの設計ミスにより、右足を軸にした右旋回が左旋回よりもわずかに遅れる不具合を出している。
            ※プログラミングによって最終的には解消されている。
            ※パイロットが搭乗しない為、高速抜刀する際はパイロットの碗部と脚部に掛かる負担を考慮する必要が無かった。しかし、メカニズム的には軸足となる右脚部には負担が大きい事が予想されたために、左脚部より若干強化された。 この些細な差異が旋回性能に違いを発生させてしまっていた。
装甲を持たない分、人工電子結界が機体の防御を担当するが、搭載するナノマシンが枯渇すると機能しなくなり、事実上、いっさいの装甲を失う事となり、地球軍の歩兵銃でも壊れてしまう。
パイロットが搭乗しない分、内部スペースに余裕が出来、バッテリーを多く搭載してナノキャリアが搭乗する有人機に無線送電する事で予備のモバイルバッテリーの役目も果たしたり、ナノマシンのタンクを搭載して有人機パイロットにナノマシンの補給を行ったりする。

 

J1N 戦闘電子偵察鬼「月光」
        1鬼のみ作られた複座型の陸戦で、戦闘偵察鬼とされている。
        鬼体形式では、近衛研究機関 開発機体となっているが、実際は帯締学園が近衛研究機関から発注を受けて実験的に開発された機体である。
        高度な電子ステルス機能を有し、あらゆる輻射波を抑え込む事で、センサーに掛かる事無く敵陣深くに忍び込む事が可能。

         搭乗者:【フクちゃん】【ヒデコ】

 

J2M 局地戦闘鬼「雷電
添下学園、機械格闘研究会が開発した陸戦兵器
もともと添下学園には多くの軍事企業関連の重役を父に持つ生徒が通っており、それらの潤沢な資金援助もあって高度な陸戦兵器の研究を行ってきた。
通称サンダーボルトと呼ばれ、非常に重厚ではあるが見た目より機敏な機動力を誇り、且つ大パワーを誇り、事実上の添下学園の標準鬼となっている。
また建造には軍事企業の関与もあり、最終的には量産化して地球防衛戦に多数が投入されて活躍した。
AIによるサポートはないが、戦域支援システムが全体の戦況を把握し、適時情報を提供するシステム構成となっている。
ただこのシステムは構成上集団での連携プレイには適しているが、単独運用できないのでシステムから切り離されると戦闘力が大幅にダウンする欠点を持っている。
量産にあたっては、フレームと装甲部分を四菱重工、バッテリー部分を湯深バッテリー、制御システムに西芝エンジニアリング等々、日本の重工系メーカーが分担して製造を担った。

 

 

N1K 水陸両用戦闘鬼「強風」

        添下学園、機械格闘研究会が開発した水陸両用の珍しい機体。
        一般的な機体でも、極短時間であれば、多少は水中でも行動ができるが、特殊な圧力に耐えるシールドを施したこの機体はそれよりも高圧力のかかる深海での戦闘も考慮して研究されたが、液体ガスの惑星や液体メタンの海などにも対応し、将来考えられる未知の惑星上での戦闘での活躍が期待されていた。

        試作鬼が南海沖深海での高圧潜水試験中に、シナ軍の南海トラフに対する核魚雷攻撃に遭遇し、核を発射した3隻の原子力潜水艦と激しい戦闘の末、すべてを撃沈して生還し、その戦闘記録を公開したことで、巨大地震がシナ軍の人為的なものである事が暴露され停戦合意のキッカケを作った。

        200鬼程度が量産され、第一次アトラミス王国救援作戦にも投入され、艦隊が惑星に閉じ込められた際には、海底に退避した艦隊の周辺警備に活用されるなど期待通りの幅広い活躍を見せた。

 

N1K1-J 局地戦闘鬼「紫電

N1K2-J 局地戦闘鬼「紫電改

A7M 十七試艦上戦闘鬼「烈風」

            烈風は零式の後継鬼として計画された高性能な無人機だが、コントロールがシビアで実用的ではないとの理由で量産化は見送られた。
            無人機の零式は鬼201式の随伴鬼としても計画されていたが、カラシニコフ3姉妹が駆る鬼201式の機動力には追従できない事が判明し、最終戦で急遽、烈風が鬼201式専用の随伴鬼として採用され、
            生き残った人類が持てるすべての工業生産力を投入し、3日間で384鬼が建造された。
            (カラシニコフ1人で128鬼を制御している事になる)

            当初設計と異なる点は、烈風は零式と同様に、無人のため、パイロット不在分の余剰スペースにナノサブスタンスタンクや拡張バッテリーを搭載する事で、母鬼にナノサブスタンスや電力の補給する役目を担っていたが、鬼201式が巨大な為、ナノサブスタンスの残量や電力需給量に十分な余裕があり、その役割が無くなり撤去された。
            その分が軽量化となり大幅な機動力向上にもつながった。

            零式は高速抜刀術を得意とし、その弊害よる設計不備があったが、この烈風は銃撃戦と格闘戦を得意とし抜刀術はオミットされており、零式のようなイレギュラー的なフレーム不具合は起きなかった。
            遠隔術者:【ミーシャ】【ナターシャ】【ターニャ】

 

J4M 十七試局地戦闘鬼「閃電」

            添下学園が開発した4脚2腕型陸戦。
                攻撃力と防御を重視し、重火器の携行を想定して安定性のある4脚型を採用した。
                戦車と同等の大口径砲を携行する事を前提として、脚部の踏ん張りを利かす目的で4脚が採用され、陸戦型戦闘鬼としては珍しい獣形態となった。
                また、4脚型となったために胴体が大きくなり、ナノマシンやバッテリーの搭載量が多く確保でき、他の機体より比較的良好な戦闘環境を提供した。
                大出力のナノインジェクターを装備している為、展開される結界は強力で、敵の多脚要塞からの艦砲射撃にもかろうじで耐えることが出来た。
                アトラミス王国救援作戦にも多数が投入され、足場の悪い砂漠戦において高い戦闘力を示した。

 

J5N 十八試局地戦闘鬼「天雷」

                天雷は地球以外での惑星上での稼働データを採取する目的で建造した機体で、3鬼が建造され第一次アトラミス王国救援作戦では、揚陸部隊に同行した。
                しかし、艦隊が孤立し補給もままならなくなった事から、損耗した陸戦を補うべく急遽現地で
                量産された珍しいケースの機体である。
                これは現地環境での運用試験で比較的良好な結果が得られた為である。

                3鬼しかない実験鬼と言う事から損壊した場合は現地修理する事が求められていた為に、研究開発設備がそのまま30フィートの洋上コンテナに箱詰めされて送り込まれていた事が幸いし、最小限の設備改修で本鬼の現地量産が実現した。
                ただ、必要な物資がすべて手に入るわけでもなかった為に、実験鬼と同等の能力をフルに発揮できた訳ではなかったが、それでも十分に活躍し、日本軍が送り込んだ機甲師団とともに現地に進駐するオロチ人相手に活躍した。

 

J6K 十八試甲戦闘鬼「陣風/陣風怜式」

                零式の後継鬼であり且つ、無人機である烈風に対して、有人機として零式に迫る性能を目指してアトランティス軍が独自に開発した機体であったが機体性能に対して要求されるパイロットのスキルが非常に高く、1鬼の試作のみに終わった。
                一度、激竜(+)と対戦して敗れ、搭乗者は瀕死の重傷を負ったが、この機体を回収(落ちていたのを拾うたと主張)した帯締学園は、この機体のOSをOS-90000Rから、AL-TRONに換装してAIのサポートも付与して大幅な処理向上を図るとともに、損傷を受けた機体のフレームと装甲部材を鬼式の余剰パーツで強化し、扱いやすい機体に仕上げ、陣風怜式と名付けられた。 怜とはAIの音声システムがレンをベースにしたからとの噂。

                搭乗者:【キヨちゃん】

 

 

J7W 十八試局地戦闘鬼「震電

             添下学園が支援企業とタイアップして持てる総力を結集して開発した高速型高機動陸戦。
            固定装甲を廃止した事で、高速性能と機動性能では、飛燕に迫る性能を叩きだしている。
            失った装甲を補う為、使い捨てのコンフォーマル装甲を使用する事が最初から前提とされており、不要になった装甲(残量ゼロとなった装甲内バッテリー)を投棄するごとに段階的に戦闘力が増す。

            刀と対装甲ライフルのみの他の重量物は一切持たない潔い武装で用途を迎撃のみに限定し、戦争末期まに128鬼(予備鬼+α)が限定生産され地球へ降下してきたオロチ上陸部隊を迎え撃った。

 

■ P1Y2-S 深宇宙用陸戦 銀河二六型「極光」(日本生産分)
        P1Y1-S 深宇宙用陸戦 銀河二一型「白光」銀河二六型の(ロシア・スホーイ生産分)

            マゼラン派遣艦隊の巡洋艦衣笠に搭載されている艦載鬼。
            長距離CSP(Combat Space Patrol)任務もこなせるように、単鬼で片道1光年ほどの距離をパトロール出来るように特別に設計された特殊戦鬼。
            この機体のおかげで、アンドロメダ艦隊の追撃を探知し奇襲から逃れる事に成功している。

            「白光」は、アトランティス要塞の哨戒用として、ロシアが建造して納入された機体の事をさし、基本性能として「極光」よりも探査距離が大幅に延長されている。

            形式名の P1Y2 と P1Y1 が逆になっているのは、設計を担当した日本が量産化に手間取っている間にロシアが先に量産化して形式化したためである。

 

 

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