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アトランティスの亡霊【資料室】

アトランティスの亡霊の各種資料

技術体系【アンドロメダ陣営】

■アンドロメダ艦隊 装備
アンドロメダ艦隊は伝統的にネームシップは存在するが、個艦としては名称を持たない。
銀河艦隊の規模が巨大であるため、ネームの付与は煩雑で管理が面倒となるのが理由。
通常、艦隊運用ではネームシップに製造ナンバーを付与したものが個艦を識別する唯一のものとなっている。
しかしクルーの間では自艦に思い思いの固有名詞を与えている事が多い。
原則としてネームシップは新世代艦に受け継がれる形態をとっており、いわば地球の自動車で例えると、マイナーチェンジ→マイナーチェンジ→フルモデルチェンジ→マイナーチェンジと言った感じのもので、名前は同一だが、世代が異る同じ名前の級が艦隊に混在している。

アトランティス帝国がまだアンドロメダ陣営に属していた頃は、多種多様な企業が様々な兵装の開発に
しのぎを削っていたが、利権をめぐる争いや敵対的買収等により弱小企業は買収されたり解散させられるなどし、現在のアンドロメダ銀河における兵器生産は、限られた超巨大企業でしか行われていない。

主要な火力は熱光学兵器で占められており、実体弾は対艦攻撃用の魚雷やドローンを使用される。
これにより、ビームなどの攻撃に対しては高い防御を誇る人工電子結界が主要な防御を担当し、物理的な装甲は廃止される過程にある。
ただ魚雷やドローン等の一部の実体弾に対する防御を得るために、物理衝撃を吸収する人工電子結界も
実用化されている。

アンドロメダ艦隊のナノマシンダイダロス艦隊と比較して技術的に遅れている分野で、アトランティス艦隊のように微細なサイズまで微細化し生命体がナノマシンを直接コントロールするまでには至っていない。
ただ近年になってかなり小型化が進んだとの情報も噂されている。



●機動要塞
    ・アトゥム級
        全長50Kmを誇る基幹艦隊の中核艦、補給修理、艦隊要員の福利厚生を一手に引き受けるが、
        戦闘力も高く、護衛艦を伴わず単艦で星系攻略戦に乗り込んでくるケースもある。
        亜光速ドライブを装備はしているが巨大があるがゆえに回避行動等の戦術機動が出来ない。
        しかし戦闘力があるので基本的には回避する事は考慮していないと見受けられる。
        この艦が現れると、その星系はもうダメだ(勝てない)というジンクスがあるほど、圧倒的な戦力を誇るが唯一の天敵が、ダイダロス艦隊最強を誇るアース級であり、過去にこの要塞の攻略に成功した事が一度もない。
        しかし徐々にダイダロス艦隊の銀河防衛戦が破られるケースが出てきたことで、新型のアトゥム級がロールアウトしたのではないかとの噂が出ている。

        主武装:(mm=地球換算)
            532mm単装砲(レーザー)×80
            399mm単装砲(レーザー)×200
            133mm単装近接防御砲(レーザー)×400
            56mm連装防空砲(レーザー)×10000
            233mm魚雷VLS×33連装×20器
            21318mm 宙挺強襲砲(レーザー)×3門

        艦載機:
            ヌト型戦闘機×23個飛行大隊(総計:2484機)
            マヘス型攻撃機×46個飛行大隊(総計:4968機)

            ※1個飛行小隊=12機
            ※1個飛行中隊=3個飛行小隊(36機)
            ※1個飛行大隊=3個飛行中隊(108機)



●戦闘空母
    ・アヌビス級
        代々、アンドロメダ艦隊最強を誇る戦闘艦艇として位置づけられている。
        現在の主力は3代目であるが、配備が開始されてから既に1500年以上が経過して老朽化と戦闘力不足が指摘され始めている。
        しかし最新鋭の戦闘空母の姿が目撃されるようになり、それが4代目とみられているが、まだ本格的な実戦配備はされていない。
        このネームシップを冠する艦は、すべて艦隊旗艦を勤めており、現在、約50隻弱が就航しているものと推測されている。
        戦艦と空母の両方の特徴を併せ持ち、ダイダロス陣営では戦闘空母のカテゴリに分類されている。
        戦闘ブロックは代々、ラー級をベースにしており、非常に戦闘力が高い。
        航空プロックは代々、ネフテュス級をベースにしており航空打撃力に関しては、他の空母航空隊との運用/連携のスムーズさを重要視されている。

        艦載機として短距離用の重力ドライブを使用する大型のヌト型戦闘機を運用し、攻撃機の護衛の他、艦隊の防空も担当する。
        マヘス攻撃機は主に対艦や地上攻撃で使用され、攻撃力の高い魚雷を主武装としている。
        アンドロメダ陣営の戦闘機/攻撃機は、重力ドライブを使用し旋回機動をする必要がないことから、その形状は一般的な円盤型となっている。 ヌト型戦闘機とマヘス攻撃機との見かけ上の識別が非常に困難だが、小さい円盤がヌトで、大きい円盤がマヘスと識別している。
        非常に機動力の高い航空機で一時は地球地上軍を大いに苦しめたが、重力拡散爆雷と呼ばれるジャミングシステムの投入により大気圏内では、安定飛行が困難となり、翼とジェット推進器を持つ地球製制空戦闘機に圧倒されるようになった。


    ・セクメト級
        現在の主力は3代目であるが、配備され既に1500年以上が経過して老朽化と戦闘力不足が指摘され始めている。
        ただしそれでも戦闘力は非常に高く、斥候艦隊の旗艦として先陣を務める事が多い。

    ・モンチュ級
        最近になって世代交代が確認された新型の戦闘空母で、小規模星系での艦隊戦で運用されている。
        機動力を重視した事でやや防御が劣る欠点はあるものの運用の容易さから人気がある。




●戦艦
    アンドロメダ艦隊の戦艦思想はあくまで艦隊戦の主力打撃艦である位置づけとなっており、艦隊の中でも戦艦のカテゴリが一番配備数が多い。
    戦闘力は非常に強力なうえ、太古からの戦闘経験から複雑高度にシステム化されており攻撃と防御の連携に重点が置かれている。
    ただその半面、各艦の意思決定の権限は極めて薄く、柔軟性に掛ける面があり、大規模艦隊同士の乱戦となるとダイダロス艦隊を相手にしても引けをとらない戦闘力を発揮するが、突如出現した地球艦隊に対しては、未知の投射火器と、リアルタイムに劇的に変化する戦術に苦戦を強いられることとなる。

    ・ラー 級
        代々、アヌビス級戦闘ブロックのベースとなっている。
        最近になって新造艦にはグレードアップが図られているようで、地球製の実体弾に対する物理装甲が復活したとの情報がもたらされている。
        アンドロメダ艦隊では最大最強クラスを誇る。
        武装システムへ電力を供給するのに必要な専用の大出力の動力炉を3基装備しているが、武装システムを最大運転にすると、絶大な戦闘力が得られるが電力が不足する為、一部を航行用動力炉からのパワー支援を受ける必要があり機動力が著しく低下する欠点も持っている。
        ただ、そもそも極端な戦闘重視型の艦の為、航行速度はそれほど重視されておらず、ウィークポイントとなった事例もない。

    ・オシリス
        伝統的に、艦隊1個戦隊の指揮艦を受け持つ事が多いネームシップで、この艦に勤務する事はある種のステータスとなっている。
        ラー級より一回り小型だが、武装は強力で且つ、高い機動力を誇る。
        アンドロメダ艦隊は長距離砲撃戦での運用を想定している為、着弾までに回避できる事を前提としており装甲システムはそれほど重要視されていない。

    ・イシス級
        基本フレームは、代々空母ネフテュス級と共通化されており量産性が高められている。
        空母と共通フレームを使用しているため、極端な重武装を与えられているわけではないが、動力も共通のものを使用することでメンテナンスが容易で信頼性も高い。
        アンドロメダ艦隊の中では中クラスの船体規模だが、高速空母機動部隊に随伴する唯一の戦艦である。
        ※アンドロメダ陣営は別働隊である空母機動部隊に戦艦が護衛艦として随伴することが多いが、ダイダロス陣営では戦闘打撃艦隊に機動部隊が随伴するケースが多い。


空母
    空母には艦載機の他、近接艦隊戦に備え、オロチ部隊を配備している。
    オロチ部隊は非常に獰猛なため、危険で非常に扱いが困難な事を理由に空母にしか配属されていない。
    これは艦載機パイロットもオロチ同様に扱いが面倒な連中なので、一緒くたに管理されているのが理由とされている。
    オロチが現れた場合は、確実に付近に空母が展開していると考えて間違いない。
    空母は原則として戦闘力が与えられていない。 これは、オロチに対する信頼度が低く、反乱を警戒して
    艦が乗っ取られても艦隊行動に直ちに影響が出ないよう考慮し、艦隊戦用の武装は装備されていない。
    この為、絶えず周囲には護衛艦が警護しているが、空母を護衛する役目の他、反乱を起こしても直ちに付近の戦闘艦が当該の空母を処分できるように指示されている。
    同じ艦載機を搭載する戦闘空母にはオロチは配備されておらず、同じ戦闘機パイロットであっても、戦闘空母勤務か空母勤務かによって、処遇に格差があり、部隊間の差別の原因にもなっている。

    ・ネクベト級
        大型正規空母
            高速機動部隊の旗艦を受け持つことが多い大型の航空母艦である。
            戦闘空母主力艦隊の中枢として動くことが多いが、本級は、純粋に空母機動部隊を編成する中核艦としての役割を担っている。
            この空母1隻の航空戦力だけで、地球地上軍(宇宙艦隊は含まない)のすべての航空戦力に匹敵する戦闘力を有している。

    ・ホルス級
        攻撃型空母
            比較的小規模な艦隊を編成し、強襲する事を得意とする。
            艦載機の数は少ないが、格納庫を小さくした分装甲は堅固で、時には敵艦隊の奥深くまで侵入してオロチ隊を発進させてくる厄介な艦である。

    ・ネフテュス級
            基本フレームは、代々戦艦イシス級と共通化されており量産性が高められている。
            中型の船体だが動力は共通のものを使用されておりメンテナンスが容易でしかも信頼性も高い。
            大量に建造され高速機動部隊の主力艦として活躍し、その艦隊護衛には姉妹級のイシス級が就く事が多い。
            




巡洋艦
    アンドロメダ艦隊では、護衛艦として位置づけられており、艦隊戦では戦闘空母や戦艦、空母等を護衛する事を任務としている。
    とはいえ、戦闘力は大きく、反乱を起こしたオロチ部隊を鎮圧できるほどの火力を有している。

    ・ネイト 級
        雷撃戦を得意とする艦で、艦隊の前面に展開し雷撃隊として敵艦隊の接近を阻止する役目を負う。
        速力は早く展開能力が俊敏だが、雷撃戦重視の為、対空防御がやや弱い欠点を持つ。

    ・セルケト 級
        代々戦艦イシス級の随伴艦として整備されている。
        イシスと航法管制と武器管制システムがリンクしており、無人運転となっている。

    ・セベク 級
        非武装の空母護衛艦の直掩艦として運用される事が多く、対空防御が強化されている。
        空母1隻に必ず6隻のセベクが周囲を護衛している。

    ・ソプデト 級
        戦艦の随伴艦として運用されることを目的としており、戦艦が討ち損じた手負いの敵艦にトドメを指す事が多く、戦艦が致命的打撃を与えて、ソプデトがトドメを指すような運用のされ方が一般的である。
        これは膨大な数のフネが入り乱れる宇宙艦隊同士の戦いでは効率的な戦法とされている。



駆逐艦
    主に偵察や、連絡用に使用される比較的小型軽量の艦艇で、基本的に単独で行動することのほうが多い。
    この任務を行う種類の艦はダイダロス陣営にはなく、便宜上、サイズが酷似している駆逐艦のカテゴリに分類されている。
    その為、駆逐艦とは言うものの武装は最低限の護身用しか装備されていない。

    ・トート 級・・・主に敵対国へスパイや工作員を潜入させるために隠密行動に優れている。
                    電磁波からの照射に対して反射率を低減させる目的で地球の魚で言うヒラメやカレイのような低扁平の外観をしており、海底や砂漠に潜り込んで潜む機能が備わっている。


    ・ヘケト級・・・事前偵察用の艦で、ジャンプターゲットの付近に出没し大艦隊を誘導するビーコンを発するドローンを敷設する事を目的としている。


    ・シュー級・・・情報収集を主な目的としており、長距離から高感度センサーにより戦場を俯瞰し、総合的な戦況分析に必要な幅広いデータを収集する事を目的としている。


    ・テフヌト 級・・・主に味方の救命活動や、味方装備の回収、或いは敵装備の残骸の鹵獲/収集を目的としている。



●戦闘補給艦
    武器やナノマシン、その他補修パーツの補給の他、亜光速ドライブで使用する炭化水素燃料の補給を行う。
    アトランティスダイダロス艦隊と同様に、マントルを構成する岩石型惑星から直接炭化水素を採掘し燃料を精錬する設備を有している。
    他に、他の銀河系艦隊と異る特徴として、オロチ人向けの食肉専用倉庫が備わっており、オロチ人が戦利品として持ち帰った敵の兵士や市民を食肉加工する工場が完備されている。
    補給艦と強襲機能を併せ持つ特性上、アンドロメダ艦隊では数少ない大気内航行を考慮した設計が施されている。
    しかし強襲能力を有するとは言うものの、兵站任務と言う艦隊運営のもっとも重要な任務につく艦にオロチ人を搭乗させるわけにはいかず、オロチ人は、空母から直接大気圏にダイブすることを要求されている。

    ・ハピ級・・・アンドロメダ艦隊が保有する標準型の補給艦である。
        コスト削減のため、補給艦の艦種はこのクラスのみの生産だが、汎用性が高い上に船体構造として比較的余裕のある設計となっているため、多くのカスタマイズ艦が登場している。
        他の銀河艦隊と異る特徴として、通常は別クラスのカテゴリーとして分けられている強襲揚陸機能が備わっており、炭化水素系燃料を掘削する拠点を確保するに必要な、多脚砲台を多数搭載している。




●多脚砲台
    戦車というものを知らないアンドロメダ艦隊が有している陸戦機動兵器の種類。
    6脚型が主力で、中には無人の多脚ドローンと呼ばれるタイプも存在する。
    移動が素早く、不整地等の悪路や急な崖の壁面をもものともせずに移動が可能。
    主武装はビーム砲だが、大気圏内でのビームは大気により拡散され威力が落ちるので地球戦車と戦うに必要な射程距離は、約4000mとされている。
    アトランティス陣営では、(6脚ではあるが)スパイダーと呼んでいる。

    他に一回り大きい8脚タイプの存在も報告されており、こちらは司令タイプと推測されている。
    サイズが大きいとは言え、その機動力は高く、ビーム砲の威力も約5000mであれば地球戦車を相手に出来るとされている。

    防御は、両タイプ共に、人工電子結界を装備し、ビーム兵器には鉄壁な防御を誇り、実体弾に対してもある程度の防御を有してはいるが、物理的な装甲は装備されていない。
    走行音は非常に静かで、昆虫のように大規模な軍団で攻め込まれたとしても気づくのが遅れるケースが多い。

    8脚タイプでは、さらに格闘戦用の巨大なクローを装備しており、そのシルエットから、アトランティス陣営ではザリガニと呼んでいる。
    クローはナノシールドと併用する事で、防御力と攻撃力を補完でき、戦車の装甲ですら容易に貫通できる威力を持ち、このクローに対抗できる唯一の武器がNH対装甲ブレードとなる。



●多脚要塞
    アンドロメダ艦隊が保有している、地上制圧用の機動要塞で、戦闘補給艦にて地上に運ばれる
    多脚砲台とは異なり、直接宇宙から降下してくる全長が6000mもある要塞艦である。

    直立した状態での地上から要塞頭頂部までの高さは、約4000mもあり、日本の富士山より高い。
    巨大な12脚により移動するが、1歩のストロークが大きいため、移動速度は時速100Kmを誇り、脚の動きと、構造物による気流の乱れから、地上では暴風が吹き荒れる。

    多脚砲台と異なり、宇宙艦並のリアクターを自前で保有している為、火力に充てるエネルギーも潤沢で、地上から大気圏外を航行中の宇宙艦をも砲撃する事が可能である。
    実質、見渡せる範囲のすべての目標を攻撃が可能なうえ、人工電子結界も強力なため、一度地上に下ろすと手に負えなくなる。
    強襲降下する事を前提としている為、船体装甲も戦艦並みの厚いものが施されているが、基本的にそれは実体弾からの攻撃をうける事を考慮したわけではなく、部位によっては弱点が存在する。

    原則として、この艦が地上におりたと言うことは、地上制圧は成功した事を意味するので、撤退すると言う思想はなく、離脱用の亜光速ドライブや重力ドライブは搭載されていない。
    一応、宇宙空間航行用の亜光速ドライブと重力ドライブは搭載されてはいるが、重装甲の要塞を惑星重力下から浮上させるほどの出力は有していない。

    原則として、アンドロメダ艦隊は大気内を宇宙艦で航行する発想はもっていないが、この多脚要塞には、例外的にたえず数隻の空母が係留されており、戦闘機の発着プラットホームとして利用する他、オロチ人の出撃拠点としても活用されている。

    多脚砲台はこの多脚要塞から出撃するが、本体ははるか上空に位置しているため、専用の発進ゲートから
    重力にまかせて落下してくるイメージで、地上に降りてくる。
    構造上、回収用の専用ハッチは存在せず、物資の搬入出で使用されている汎用の重力エレベーターにて回収が行われる。

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