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アトランティスの亡霊【資料室】

アトランティスの亡霊の各種資料

技術体系

 ●ネガティブグラヴィティジェネレーター
重力を自在にコントロールする機関

※移動ドライブとしての利用
炭化水素系の燃焼剤を消費する亜光速ドライブとは異なり、重力の力を利用した動力として利用する。
惑星引力圏においては、重力波を反転させて引力以上の出力を発生させる事により重力圏を移動する事が可能となる。
一方で宇宙空間での移動は、恒星圏内では各惑星、銀河系内では、恒星をジャンプターゲットとして設定して、自分より巨大な質量に対して引力を発生させる事で、銀河系内を高速で移動する。
現在地から見えるジャンプターゲットの姿は、目で見える以上は光速でしか伝わらず、すでに過去の位置となっている事が多い。
重力の伝播は広大な宇宙の端から端であっても瞬時に伝わる特性上、理論上は現在地の時間とジャンプ先との時間軸がズレる事なく、移動がする事が可能である。
しかし目で見えるジャンプターゲットの姿は過去の位置であることがほとんどのため、全銀河中の各恒星のリアルの位置情報は戦略上重要な意味を持ち、ジャンプターゲットが収録されたデータリストは各陣営の重要機密事項となっている。
また、理論上は宇宙を瞬時に移動する事は可能だが、実際は自身の質量と各機関の出力の関係や、加速/減速に伴う強力な加速度を打ち消す重力慣性装置の精度上の問題、又はブラックマターに起因する重力変動や、各恒星が及ぼす重力レンズ効果の影響等により、出せる速度には限界があったり迂回が必要だったりする。
瞬間移動のため俗にいうウラシマ効果は一部の例外を除き起こらない。

強力な引力を発生させるため、移動体とジャンプターゲットの移動軸線上に他の質量の小さな物体が割り込むと、その引力に引かれ、移動体と衝突するリスクがある。
これを防止する事を目的として、重力通信波による、ジャンプサインを通知する事が暗黙の了解となっている。

※通信波としての利用
重力の伝播は広大な宇宙の端から端であっても瞬時に伝わる特性に着目し、通信手段としても利用されている。 理論上は宇宙のどこにおいても瞬時に通信を確立できる。

 

●ジャンプゲート
恒星間や銀河間を航行する艦船は、ジャンプ航法するのに必要な質量の大きな恒星をジャンプゲートとして設定しジャンプゲートを経由して目的の星系へ移動する。
複数のジャンプゲートを繰り返して移動する航法をプロキシ航法と呼ばれている。


ナノマシン
ナノテクノロジー(ナノ技術)
超小型の細胞型ロボット。
装甲表面に展開する事で装甲材の防御力をアップさせる実質的なシールドの役目を負う。
また、損傷箇所や欠損部分を補う事で戦闘ダメージを応急的に処置することにも用いられる。

アトランティス側のナノマシン
アンドロメダ陣営のナノマシンと比較し、アトランティス側のナノマシンダイダロスの技術が応用されており、より微細な細胞レベルにまで小型化する事に成功している。
この技術で生体内にもナノマシンを導入する事で、意識から直接的にコンピュータ端末を操作したり、意思の疎通、身体機能の強化が可能となった。
また、ナノマシンの微細化の恩恵は防御にもおよび、プライベートシールドも展開が可能となった。
ただこの生体ナノマシンは、個人の体質により発揮できる能力に著しい差があり、場合によっては体質の不一致により拒絶反応を起こし死に至るケースもある。
それ以外にもDNAを認識することで、生体ナノマシンが稼働できる人種や個人に制限を設けることも可能で、このテクノロジーの情報流出を防止する機能として利用されている。

●ナノ・サブスタンス
ナノ物質と呼び、ナノ技術を発動するに必要な非活性のナノ物質を意味する。
通常ナノ・サブスタンスは、自然界に存在する無機物の元素を分解再構築する事によりナノマシンを生成している。
このプロセスを錬金術に例えるケースもあるが、元素を組み替えて "あるモノ" を創りだしたとしてもナノマシンを生成している以上は、ナノマシン以外のなにものでもなく、錬金術の例えば正しくないとされている。

日常生活では自然にナノ物質は調達される為にナノマシンは安定的に補給されるが、戦闘時には消費量が供給量を遥かに上回る為に、サブスタンス・タンクと呼ばれるナノ物質を保管する容量分でしかナノマシンを発動させる事が出来ない。
しかし、ナノマシンは放出したものがすべて目的の効力を発揮する事はなく、エラーにより発動できないナノ物質が全体の数十パーセントは存在する。 これをコレクター・タンクに回収して、再びメンテして再リリースする事で、ナノマシンの持続時間を若干伸ばすことが出来る。
それでも供給量が追いつかない場合は、一部のナノマシンにナノ物質収集機能を付加する事で、各自が本来保有しているナノマシンの補充能力を超えた容量のナノマシンの稼働が可能となる。
ただ、この場合は本来100%の能力を発揮すべきはずのナノマシンの能力の配分をナノ物質収集機能に割り当てる為、その分、ナノマシンの能力が落ちる欠点も持っている。




●サイキックジェネレーター
正式にはナノマシン制御範囲拡大アンプと言うが、ネーミングがあまりにダサいためつけられた通称。
ナノマシンを制御するには、原則として個人が発生する生体電磁波によって制御されるが、その範囲や効果については個人の能力に大きく依存する。
そこで個人の生体電磁波をいったんサイキックジェネレーターで処理して信号を増幅し、対象となるナノマシンにフィードバックする事で、本来個人がもつナノマシンの制御限界を大きく
超えた範囲での運用が可能となる。


●人工電子結界
個人が発生させるプライベートシールドとは異なり、電子的にナノマシンを用いてシールドを展開する技術。
アンドロメダ陣営では、単にナノシールドと呼んで最初から機械的にシールドを発生させる技術が確立されていたが、アトランティス帝国が崩壊した時点ではアンドロメダ陣営に準じたナノシールドを装備していた。
しかしアトランティスの人工電子結界は、ダイダロス側とのハイブリット化によりアンドロメダ側のナノシールドを凌駕している。
近年になって個人のナノマシンがシールド状に変化する現象を偶然に発見し、そこから研究が進み個人展開型のプライベートシールドが実用化された。
この人工電子結界は、個人展開型(個人の意思で展開できる)タイプと機械が展開するタイプとを区別する意味で、人工電子結界と呼んでいる。
人工電子結界はハードからエネルギーの供給を受けるので、その防御はきわめて強力だが、あらかじめプログラムされた範囲でしか効果はなく融通が利かない。
それに対して発動者がコントロールする個人携行型のプライベートシールドは動的に状況の変化に追従が可能である。

●ナノシールド
プライベートシールドとも呼び、ナノマシンを高濃度圧縮して展開する事でエネルギー/実体弾の攻撃を受け止める機能。
個人の特質に応じで、大きく2種類のシールドのタイプが存在する。

呪符型
    ナノマシンを紙上に成型して展開するタイプで、特に実体に対しては絶大な威力を発揮する。
    固形シールドのため、内部にある程度のエネルギーを封じ込めることができ、携帯が可能。
    携行時はすでにシールドが展開状態のため、取り出して効果を期待できるまでのタイムラグが少なく、発動者の発動エネルギー消費が少ない特徴を持つ。
    発動者以外の他人や構造物に対してもシールド効果が発揮できる利点がある。
    効果が失われると消失する。
    複数の枚数を重ねたり、幅広く並べたりする事で、防御力や効果範囲をコントロールできる。
    タイマーのように一定時間でON/OFFも可能で発動者がそこに居なくても効果を発揮する。
    遺失によってシールドが他の人の手にわたっても、誤展開を防ぐため、一般的には九字の印を入力しないと
    シールドが起動しないように設定されるが、もともとの使い方は完全停止させた長期保存状態からの再起動コードのようなもので、
    内部エネルギーを消費するが、瞬間的に再起動が可能なスイープモードからの復帰時には九字の印は必要としない。


サークル型
    ナノマシンから高エネルギーを発生させることで防御力とする機能。
    絶えず発動者からのエネルギー供給を受けなければないらない欠点はあるものの、基本的に発動者が疲れない限りはシールドの展開時間は無限。
    光や熱のエネルギーを拡散する能力に優れ、主にエネルギー系からの攻撃に大して絶大な防御力を発揮する。
    サークルの威力は、円のサイズや厚さでコントロールはできるが、呪符型のように、発動者が複数を展開して強化する事は非常に困難である。
    ただし、兄弟など血縁が非常に近い場合、同じナノマシンが体内に含まれている場合は、波長がシンクロして、コンビネーション展開と呼ばれる非常に強固な合体シールドが形成可能。
    ただ他人同士でもコンビネーション展開が可能なケースも噂されており、恋人同士等、肉体的接触によりお互いのナノマシンが体内に交流している場合は
    家族同士でなくてもコンビネーション展開が可能との情報が報告されている。
    基本的な原理は艦艇用の人工電子結界と同じであるが、精度はプライベートシールドの方が高い。



●識神
式神とも言われる。
これもナノマシン技術を応用したもので、呪符型ナノシールドを発展させたもの。
呪符型シールドは紙上に実体化するが、より大規模に複雑化させることで、人や動物に模したり、武器や航空機、あるいは艦船に模したりする事が可能。
ただ模すだけでなく、動かす必要もあり、発動者には相当な負担と技術が要求され、破壊される等、識神からの信号が突然途絶えると発動者にもダメージが及ぶ。
ごく稀に、識神に自分の意識をダウンロードして自信のクローンとして操れる神業的なテクニックを持つ者の存在も噂されているが実態は公表されていない。

また、艦艇用デコイとしてプログラミングされた識神も開発されている。

●陸戦型戦闘鬼:先進型機動甲冑(Advanced Mbile Powerprotect)
略してAMPと呼ばれる。
白兵戦用に特化した甲冑で、他の種族との体力的格差を補う目的で開発された。
ナノマシンで身体機能を強化して戦闘力をアップするにはかなりシビアな適正が必要だが、このAMPはナノマシン強化の必要なく、常人でも扱えるようになっている。

●戦車
アトランティス艦隊は、もともとの思想が専守防衛で侵略は行わないとしていたので、陸軍に相当する大規模な地上戦部隊を有していない。
しかし、アンドロメダ勢力下のアトラミス王国救援に際して地上戦やむなしとの判断から、急遽、宇宙海兵隊が編成された。
ただ実態は、地球軍の陸軍部隊のよせ集めに過ぎず、装備も地球軍そのものである。
その中で、戦車はAMPに次ぐ戦闘力と機動力を誇る陸戦型兵器であり、各星系にとって、この忘れさられていた原始的な火薬投射型の古代兵器は非常に脅威となっている。
ただし火砲の射撃コンピュータは、重力や大気構成の変化に対して自動的に補正されるように取り替えられている。

●制域戦闘機
艦隊行動の周辺宙域を征圧する目的で運用される戦闘機。
宇宙空間での運用を目的としているので翼は必要ないとされるが、実際は圧縮状態のダークマターの雲の中やガスの中だと、翼があるほうが飛行に適しているケースもある。
動力は核融合炉が発生する熱を直接、熱電気変換を行いネガティブグラヴィティジェネレーターを駆動する。
ただし大気内での運用も可能だが、ネガティブグラヴィティジェネレーターの特性上、炭化水素系の燃焼剤を使用する制空戦闘機よりは性能がおちる。

●制空戦闘機
大気圏内を制圧する目的で運用される戦闘機。
基本的には炭化水素系の燃焼剤を使用する地球人の航空機のことだが、大気圏内での飛行に洗練されており、大気内では制域戦闘機よりも高い機動性を誇る。
アトランティス艦隊では、この高い能力に着目し、地球人の戦闘機をライセンス生産して独自の改良を施している。
アトランティス艦隊が採用する戦闘機は主にロシア系が多いが、それには運用環境上の問題があり、高度に地球大気に最適化されたアメリカ製の戦闘機だと、地球以外の、たとえば大気成分が異なる惑星だと、ほとんどの場合でエンジンが動かない為。
一方でロシア製の戦闘機だと、エンジンは非常に丈夫につくられ多少の大気成分が異なる程度では、チューニングによって問題なく飛行が可能と言う事が判ったため。

●重力エレベーター
地球と月を結ぶ移動手段の総称。


●レーザー砲
光学エネルギーを高密度に収束して照射する事で目標を熱破壊する兵器。
発射から着弾までは光速で移動する為、間合いを得るためには広大な戦場を必要とする。
そのため、索敵には光速と同じスピードの電波では役にはただず、重力波を使用している。
兵器の特性上、理論上の射程距離は無限だが、実態はブラックマターの密度や重力変動により減衰して消失する場合がほとんどである。

●電磁砲
地球由来の投射兵器で、磁力によって加速された弾頭を発射する。
当初は簡易なレールで加速する方式だったのが、破壊力を得るに必要な加速に必要なパワーに限界が発生し、電磁ループ式加速器が実用化された。
これは、環状式の電磁レール内で弾頭をループさせる事により、必要な速度まで加速させてから発射するというもの。
設備規模が大きい欠点があるが、他の恒星系はエネルギー兵器に移行して実体弾については忘れ去られており、実体弾に対する防御策は講じられていない点が評価され、損耗したアトランティスの兵器体系の一翼を担うようになってきた。
発射モードは初速優先モードと、連射優先モードがあり、初速優先モードを選択すると、必要な弾速に到達した弾丸を投射し、主に、長距離への射撃の際に使用される。
連射優先モードは、加速時間を削減して、その分をより多くの弾丸を投射する事を目的とし、近接射撃や弾幕射撃に使用される。
長距離の目標は、遠ければ遠いほど、射撃後に回避される確立が高くなるために、初速性能が求められており、近接目標に対しては、弾丸を加速させる時間が必要なく、とにかく連射性能を上げて弾を目標に当てる事が求められている。


●ナノリンク技術
ナノマシン同士の信号交換技術を応用し、人間の脳に組みこんだ通信技術。
ある種のイメージ転送技術で異なる言語体系の種族同士であっても、通訳装置の使用や脳内の言語機能にアクセスを一切する事無く、意思を伝えることができる。
この技術のおかげで言語翻訳というものが不要となった。
コンピュータネットワークとも接続可能で、肉体を失ってもコンピュータ上に保管されている死者の意識との意思疎通も行える。
通常はプライベートファイアーウォールによって特定の人物としか、意思疎通ができない。
意思により、ON/OFFが可能で、普段は ONとなっているが、たまにOFFしたまま眠ったり妄想したりすると、本人が見ている夢や妄想が周囲に漏れてしまうケースもある。
また、悪意によりファイアーウォールが突破された場合、意識をのっとられる事件も発生している。


●UAV無人偵察機
遠隔操縦の無人航空機の総称
偵察任務は識神でも行えるが、こちらは隠密性が求められる非常に難易度の高い偵察に使用される。
一方で、このUAVは、各種センサーによる計測や、観測プローブの放出といった、直接的なデータ収集を目的とし、幅広く活用されている。
無人化には意味があり、危険地帯への任務遂行等、パイロットの損耗が予想されるケースが多いためと、迎撃を受けた場合の緊急回避時に生身のパイロットが搭乗していては、機動に制限がかかり大事なデータを失うリスクを防止するためである。
偵察に適した機動を行うため、機体形状は円盤型となっており、上下前後左右、で急激な加減速が可能となっており、パイロットが搭乗できない理由のひとつとなっている。
この機動を実現するにあたり、基本的な動力はネガティブグラヴィティジェネレーターを採用している。
UAVを開発する際に求められた能力を満たすためにその形状は、人類が空飛ぶ円盤UFOと呼称していた未確認飛行物体とまったく同一のものとなってしまった。
ただ無人機とはいえ、いちおうはキャビンが設けられており、遭難者の捜索、救出も行えるようになっている。

 

●ヒッグス亜空間フェイズシールド
電磁的に特定空間に対してヒッグスのバランスを崩壊させることを目的としたまだ実験段階のシールド。
接触した物体を素粒子レベルから破壊させる最強の武装システムだが、必要なエネルギーは尋常ではなく、戦闘艦に搭載された例はない。
スカラーシールドと呼ばれることもある。

 

●ヒッグス高濃度圧縮空間開放ブラスター
電磁的に高濃度圧縮したヒッグス粒子を放出し、衝突した対象を素粒子レベルから崩壊させる宇宙最強の武装システム。
まだ理論だけのシステムで、どの陣営も開発には成功していない。
スカラー砲と呼ばれることもある。

 

●Battle-Fortress
戦闘要塞防御に特化した要塞とは異なり、敵本拠地に直接侵攻を目的として建造された非常に攻撃的な要塞で、アトランティスにも極秘で保有しているのではとの噂もある。
各陣営も銀河を侵攻するにあたり、基幹艦隊には1隻は戦闘要塞が付随するのが通例で、敵陣営の恒星系への強襲侵攻の母艦としての役割のほか、艦艇の修理建造武装の生産供給などを行い、兵士の休息娯楽などの福利厚生サービスの提供も実施している。

 

●ドローン
単独で行動するもの全般を指す。
地球製のミサイルは、ドローンと呼ばれている。
対空用ドローンはアトランティスには配備されておらず、地球から購入している。

また、人工衛星もドローンとされている。
衛星は少なくとも星(人工であろうと天然であろうと)であることが前提とされているため、たかだか数メートル、大きくても数十メートル程度では、衛星とはみなされていない。
そのため地球で定義されている、衛星軌道は惑星面境界軌道と呼ばれており、月くらいまで離れていると衛星軌道と呼ばれているようだ。


●魚雷
核を使用した破壊力の大きい対艦用大型ドローンを指す。
アトランティスでは対空用ドローンは製造されていないが、魚雷は各銀河の陣営に関係なく広く使用されている。
空気のない宇宙空間での核爆発は決して威力は大きくならないが、貫通して艦内で爆発した場合は、艦内大気が急速に熱膨張し内部から大規模な破壊をもたらし、回復不可能な甚大なダメージを与える。
アトランティス艦が一部しか気密区画がないのは、核攻撃からのダメージを最小限にするためである。

●RO弾頭
REWOP-OKNAYN(REactive WOe Pacificate - Obliteration KNockout Angel Yggdrasil Nuclear)
    アトランティス艦隊がイオで採掘した新鉱石の名称
    太陽系で採掘可能な鉱石中最も重い元素で、核分裂反応によりプルトニウム型核弾頭の約30倍の破壊力を得ることが出来、このRO弾頭を使用することで、魚雷の小型化と高性能化が図られている。
    誰がこの意味不明な名称を付けたか不明。 実際は正式な呼び方があるとの噂。

●トリプルHEAT弾頭
    対人工電子結界対応HEAT弾の総称
    従来地球人が使用してきたタンデムHEAT弾頭は、成型炸薬弾頭を無力化する爆発反応装甲を突破するためにサブ弾頭と呼ばれる予備の成型炸薬弾頭を内蔵した技術で、最初にサブ弾頭が爆発して爆発反応装甲を爆破させ、次に本体の成型炸薬弾頭が装甲本体に効果をもたらす。
    しかし、地球人が宇宙戦争を戦うにあたり、人工電子結界を突破する必要が出てきた。
    通常兵器が宇宙人に無力化されるのはこのナノマシンを利用した人工電子結界によるもので、そこでナノマシンの壁を突破するに必要な爆発力を発揮する為に、さらに成型炸薬弾頭の数を増やしたのがトリプルHEAT弾頭と呼ばれる技術である。
    すでにロシア戦車砲に搭載されている技術でもあったので、この砲弾を人工電子結界用に改良されたものがトリプルHEAT弾頭として使用されている。

    ただ、HEAT弾頭の特徴としてモンロー効果を発揮するには、着弾時に弾頭の先端から成形炸薬との間にはある程度の距離が必要なため、射速が早すぎると潰れて効果が得られなくなる。
    光学熱エネルギー兵器が主力の宇宙戦争において、地球艦隊もなんとか実体弾の射速を引き上げてきたが、そのかわりにその射速が早くなればなるほどモンロー効果が得られなくなるジレンマに陥ってしまった。
    そこで考えだされたのが、減速弾頭と呼ばれる減速用スラスター内蔵のHEAT弾頭である。
    時限装置により着弾直前にスラスターでモンロー効果の有効速度まで減速させて目標に命中させると言う技術だ。
    しかしこれは考案した時点で直進安定性を著しく損なわれる欠点がある事を承知していたが、実際問題として、巨大な宇宙艦を相手に、ハズレることは無いだろうと、どっかに当たりさえすればそれでいい発想で開発された。
    ただ試験では思いのほか良好な結果が得られ、かつ至近距離でのどつきあいでは射速を落とし、時限装置を解除してスラスターを無効にすれば狙った場所に正確に当てられる見込みが得られた為に、正式に採用されることとなった。


●kinetic弾頭
    運動エネルギーにより破壊する弾頭の総称で、弾速の遅いHEAT弾系と異なり、射速が高速な弾頭に使用される。
    主に電磁砲の弾頭として採用されている。
    ドローンや高機動兵器を相手に使用し、人工電子結界を使用しない相手に対して有効な弾頭。
    ただ、戦闘機等でも人工電子結界を使用してはいるが、人工電子結界を構成するナノマシンの再構築が間に合わないほどに連打を浴びせ続けると人工電子結界を突破できる事は判明しており、有効な火力として採用されている。


APFSDS弾頭
    kinetic弾頭に属する、直撃型の弾頭。
    比重の重い物質で装甲を破る初期タイプとして、昔米軍が劣化ウラン弾頭と呼ばれる核廃棄物を再処理して作られた弾頭が普及していたが、破壊力よりも周囲を立ち入り制限区域と指定されるほど放射能汚染が広がる事に着目し、最初から放射能汚染を行うことを前提とした弾頭を開発してイラク侵攻に利用された。
    新品の核物質から生成された弾頭の威力は大きく、ウラニウム高速徹甲弾として多数の戦車を破壊する事に貢献する一方多大な民間人被爆者を発生することとなった。
    アトランティス艦隊では宇宙空間での戦闘においては、核兵器による放射線被害は宇宙放射線と比較すると軽微との判断理由からウラニウム高速徹甲弾が大量に使用されている。
    さらにROを使用した徹甲弾も試作されたが一般兵器として使用するにはあまりに不安定な物質な為、実戦配備には至っていない。

    タングステン通常徹甲弾・・・非放射性物質としては、比重の重たい部類に属する材質で、一般的に広く普及し日本軍でも幅広く使用されていた。
    しかし、このタングステンは地球ではほとんど敵対国であるシナでしか採取されない為、他の新素材に置き換わりつつある。

    人工ダイアモンド高速徹甲弾・・・通常ダイアモンドの高度の3倍を誇る人工ダイアモンドを使用した徹甲弾
    耐熱温度にも優れ、運動エネルギーの維持に不利となっていた重さもなんとか実用的なレベルにまで増加させる事に成功している。
    しかしそれでも運動エネルギー弾としてはタングステンと比較すると軽量な方なので、逆にその軽量さを活かして射速を向上させる事で、命中精度と射程距離の延伸も達成している。
    ただ電磁砲の普及により速度が飛躍的に向上し、大気内での射撃においては大気との摩擦熱により材質が溶け出す欠点が露呈している。

 

●AS16(戦域監視飛行船)
    旧航空自衛隊が開発していた、長期空中滞空型の半硬式巨大飛行船。
    対馬戦争で統一朝鮮が発射した巡航ミサイルを探知出来ず、多くの市民に犠牲者を出した苦い経験から開発が進められた。
    途中で組織が改変され日本空軍に計画が引き継がれた。
    全長200m級の巨大な飛行船の気嚢側面に国産のフェーズドアレイアンテナを多数配置している。
    全長200m直径33メートルの気嚢を並列に2本接続し、その中間下部に100mにも及ぶゴンドラを配している。
    高度15000mを滞空する為に船内のコクピットや居住区のみ気密区画となっている。
    ゴンドラの大部分がコンテナ化されており、任務に応じで補給用飛行船により装備を空中換装される。
    自衛用の対空防御コンテナにはイージス艦が使用しているのと同様の対空ミサイルVLSCIWSファランクスが搭載されており、幾度となく正体不明の航空機からの攻撃を返討にしている。
    またプレデターコンテナを搭載することで無人偵察機プレデターを10機収容し、高空から発艦させる事で超長距離での偵察任務にも対応している。
    空中発艦したプレデターは高度的に戻るのは困難な為、地上回収される。
    複数同時運用が基本で、雲のない高度では僚機とのデータリンクはレーザー回線によって行われており、別方向からの同時スキャンでステルス航空機をも容易に識別する能力を持っている。
    しかし航空機のステルス機能が無力化されている事は日本軍の内部でも極秘事項とされている。
    電力は気嚢上面に展開されている太陽発電パネルによって得られるが、レーダーを最大出力で使用する場合は不足となるために、地上からの無線給電によって増強される。    遠方の僚機に対して電力をリレーする機能も有している。

しかし、気象条件や飛行地域によっては、無線給電のサービスが受けられないこともあり、新たに開発されたカミナリ・コンデンサー・充電装置が搭載され、避雷針、もしくは落雷誘導ケーブルを通じて、瞬間的に電力を蓄える事が可能となっている。
カミナリ・コンデンサー・充電装置とは、長年、莫大な雷エネルギーをどのようにして保存するかその研究に難航したが、瞬間的に電力を蓄えられるコンデンサーの能力に着目した。
しかし一般的にコンデンサーは、カミナリほどの瞬間的、且つ膨大なエネルギーの投入を支える能力はなく、この開発に難航した。 しかし材質の見なおしで爆発的な入力に耐えられるコンデンサーの開発に成功したことでカミナリを電力として活用する道筋は開けた。
AS16は、カミナリによって採取された電力を一時的にコンデンサーに蓄え、採取した電力がコンデンサーから自然放電されるまでの間に内部バッテリーへ急速充電を行うと言う方式をとっている。
    数隻が生産され、日本海と太平洋上空を遊弋していることは判明しているが、2隻体制ではステルスを無力化するには困難で他に最低でも1隻以上が就役しているものと推測される。

 

 ●アース級 機動要塞
    全長50Kmを誇るダイダロス艦隊の守りの要。
    難攻不落の大要塞で天の川銀河の重要拠点に配備されている。
    機動要塞は1匹のダイダロスで構成される起源要塞とは異なり、意思を持たない大量の機能パーツによって構成されている。
    通常ダイダロス艦は、1隻単位で意志(人格)を持つが機動要塞は中心コアとして参謀を務める複数ダイダロス艦が係留されておりそれらの多数決により意志が決定される。
    あくまで重要拠点の防衛を主任務とする為、戦術的機動を行う事をまったく考慮しておらず、亜光速ドライブは装備されていない。
    しかし、ジャンプ装置は装備されており、戦略拠点を瞬時に移動することが可能となっている。
    質量の4割が戦闘ブロックで構成され、1割が動力、残る5割が製造/修理を司るパーツでできている。
    戦闘中においても一度に2個機動艦隊を収容して修理/補給/休息を取ることが可能。
    アルファケンタウルス星系には、2番艦のトールが配備されておりアンドロメダ艦隊からの侵攻を阻止する重要拠点となっている。
    アルファケンタウルス防衛戦で大破した日本空軍所属の伊勢と日向はトールで修理/改装され、戦闘空母として蘇っている。

    同様にシリウスには 1番艦のオーディーンが配属されており、他にもプロキオンにはゲフィオン、アルタイルには、ガルムが配属されている。
    アース級は、他の宇宙艦と同様に "級"クラスを意味するが、ネームシップに相当するアースと呼ばれる要塞は確認されていない。

    アンドロメダ艦隊との最終決戦では、トールは深手を追いながらも太陽系防衛の為、地球の衛星軌道上に姿を現した。

 

 

B787-AWACS(早期警戒管制機)
    日本空軍がゴーイング社に発注した、世界で唯一のB787ベースの早期警戒管制機
    左右の翼下に1機ずつのプレデターを搭載し、空中発射で最前線の地上の様子を監視する事が可能。
    また、納入後の独自追加機能としてAS16とのデータリンク機能が搭載されており、AS16が探知した
    ステルス機に対しても対応が可能となっている。
    国産のフェーズドアレイセンサーの他、対重力センサーも装備し、大気圏を航行する宇宙艦や宇宙戦闘機も探知出来るようになった。
    2048機の航空機を同時に追跡する事ができ、味方機が発射した対空ドローンの誘導を引き受けることも出来る。
    旅客機ベースである為に大気圏内専用だが、アトラミス王国救援作戦では、AWACSとして、初めて地球以外の空を飛ぶこととなった。


●KC-787タンカー
    日本空軍がゴーイング社に発注した、世界で唯一のB787ベースの炭化水素系燃料を供給する空中給油機で、B787-AWACSとプラットホームを共有する姉妹機である。
    旅客機ベースである為に大気圏内専用だが、アトラミス王国救援作戦では、タンカーシリーズとして、初めて地球以外の空を飛ぶこととなった。

 

 ●F-14S ファイティング・キャット
    ペルシャ革命防衛隊空軍が保有するF-14Aを近代改修した機体。
    ペルシャ民主化革命にて独裁的な王室が倒され、石油利権を失ったアメリカの報復によりF-14の部品供給が途絶えたが、度重なる独自の改良により今なお高い戦闘能力を保持している。
    動力は操作が神経質なTF30から、SU-35が採用している117系と同系列の117P型に換装されている。
    F-14はもともとエンジン換装を前提としたエンジンナセルの構造を採用していた為、サイズの異なる117Pでも問題なく搭載する事が可能となった。
    これにより、出力、瞬発力共に向上しており今なお十分に戦える能力を有している。
    ほとんどの火器管制システムはロシア製に換装されているが、複雑な可変翼の制御までは行えず、一部の機能は残されている。
    武器システムは、左右エンジンナセル間の広大な空間を利用して、コンフォーマルウェポンラックを装備し、R-77系列の最新モデルであるR-99S を6発を内蔵できるようになっている。
    また日本空軍が装備しているAAM-9Sも運用可能で、これらのモデルは機動時はスラスターを使用してカナードを必要としないため、大気圏内用の制空戦闘機だけでなく宇宙空間での対空戦闘用のドローンとしても利用されている。
    緊急時にはコンフォーマルウェポンラックは投棄が可能で瞬時に機動力を回復させる事が出来る。
    ただその場合はウェポンラック内の未使用の武器はすべて失うこととなりリスクを伴う。

●F-15SE サイレント・イーグル 統一朝鮮仕様
    統一前の南政府が使用していたF-15Kでは、日本が導入したF-35(後にSU-50Jに切り替え)では対抗できず、同じ機種を導入しようとしたが、予算不足によりF-35の購入を断念した。
    しかし運用しているF-15と同系列の最新型であるF-15SEは、制限付きでステルス能力が付与されており、すでに同系列の機体の運用実績もある事から、しぶしぶF-15SEで妥協した経緯がある。
    当初、150機の導入を計画し、そのうち100機をライセンス生産を行う契約を交わしたが、20機の導入の後に契約を破棄し、リバース・エンジニアリングによって200機をコピーする事に成功している。
    ただ、民族特有の品質保証が偽造される事件がこの機体にも発覚し、200機全機が飛行停止となってしまった。
    新しい交換部品の提供を製造元のアメリカから断られた為、エルサレムの国営軍事企業を通じでいくつかの純正パーツを入手する事には成功したが、ほとんどの部品は国産で作りなおすしかなかった。
    試行錯誤の上なんとか飛行可能な品質にまで向上させたものの、性能的にはオリジナルより格段に劣った。
    アトラミス王国救援の第二次派遣隊に現地の制空任務の為に、40機が作戦に参加したが、故障により30%の稼働率にまで低下させてしまい、作戦に同伴していた日本の四菱重工の日本人技術者が見かねて
    不具合パーツを現場で作りなおし、全機無事に飛び立つことが出来た。
    F-15系列は機体そのものとしては第4世代に該当する戦闘機だが、低反射の対電波塗料の採用と垂直尾翼の適正化により格段にステルス性能が向上している。
    搭載武器もインテーク側面にコンフォーマルウェポンラックを装備する事で空気抵抗の低減と電波センサーに対する隠密性を向上させている。
    対馬戦争では海上封鎖で孤立した竹島部隊を救援する為に統一朝鮮空軍は、海上自衛隊護衛艦に対して空爆を実施。
    その際の直掩として100機のF-15SEが投入されたが、自衛隊F-35、24機と交戦して64機を失う事態となった。
    あまりもの大差での敗北は部品精度によるものとされ、作戦失敗の責任を取らされる形で欠陥部品を納入したメーカー幹部と癒着のあった国防幹部が逮捕されている。
    しかしアトラミス王国救援作戦では善戦しており7機を失ったものの33機が地球に帰還している。


●SSF-20122J 艦上戦闘機
    アトランティック・エアテクノロジーズ社製が開発した SSF-20122 を日本空軍用にライセンス生産した機体。
    航空機用ネガティブグラヴィティジェネレーターを双発で装備し宇宙空間を光速に近い速度で飛行する。
    航空機用ネガティブグラヴィティジェネレータは、あくまで航空機搭載用に小型化された機関なので、重力ジャンプ機能は持たない。
    SSF-20122J は、艦隊防空を主任務とするが、航空攻撃隊の護衛任務も受け持つ。
    地球製制空戦闘機より一回り大きいが、動力の性質上、大気圏内での機動力はかなり悪い。
    固定武装は35mmレーザー砲1門だが、対空用ハイマニューバードローンを24発搭載している。
    ベースとなったSSF-20122は、2012年に量産型初号機がロールアウトした最新鋭機だが非常に高い工作精度が要求され、地球では日本でしか生産はされていない。
    防御装備として熱転換装甲による熱エネルギーの拡散技術により対空レーザー着弾による発熱を電力エネルギーに転換して防御用の人工電子結界皮膜を駆動するパワーに再利用している。
    人工電子結界皮膜とは人工電子結界の出力を抑え、長時間の連続稼働が可能なように機体表面を薄くコーティングする機能でエネルギー弾の直撃からの防御のほか、高機動時の機体強度保持に使用されている。
    この結界は宇宙艦同様に機体の付属機能として実装されているが、パイロットのナノスキルの能力により、さらに結界の能力を強化する事も可能である。


SSA-20120J 艦上攻撃機
    アトランティック・エアテクノロジーズ社製が開発した SSF-20120 を日本空軍用にライセンス生産した機体
    航空機用ネガティブグラヴィティジェネレーターを双発で装備し宇宙空間を光速に近い速度で飛行する。
    航空機用ネガティブグラヴィティジェネレータは、あくまで航空機搭載用に小型化された機関なので、
    重力ジャンプ機能は持たない。
    SSA-20120J は、敵艦隊襲撃を主任務とする。
    地球製戦闘機よりかなり大きい上に、動力の性質上、大気圏内での機動力はかなり悪い。
    固定武装は40mmレーザー砲4門に、魚雷を4発と、自衛用対空ドローンを12発搭載している。
    複座型のこの機体は、全席がパイロット/攻撃を担当し、後席が索敵と電子戦を担当する。
    攻撃任務だけでなく、得意な電子戦を生かし、ELINT機として戦域の電子制圧を任されることもある。


●SU-35J 制空戦闘機
    スホーイ製作所が開発した SU-35 を日本空軍用にライセンス生産した機体。
    F-2の後継機として納入が決定された。
    電子機器は日本製に置き換えられており、4.5世代最後の戦闘機とはいえ戦闘能力だけを見れば、 第5世代とも互角に戦える十分な性能を誇っている。
    もともとF-35Jの追加生産が予定されていたが、財政破綻により生産計画は白紙となったがF-2の耐用年数が尽きた事で、急遽ロシアからライセンス生産を実施する事になった。
    アビオニクスは日本製に置き換わり、エンジンも最新型の117P型に換装されている。
    シナ空軍が保有するSU-35のコピー機とよく比較され、同等の性能と噂されているが、実戦では細かい部分の工作精度の積み重ねにより、日本空軍のF-35Jの方が限界性能がはるかに優れた機体となっている。
    特殊な電子迷彩塗料を塗布されており、限定的なステルス機能も付与されている。
    塗料だけで得たステルス機能としては世界最高の性能を誇る機体でもある。
    地上基地の他、宇宙艦隊にも配備されており、SSA-20120J は宇宙戦、SU-35J は大気圏内戦と任務に応じで使い分けられている。


●SU-50J 制空戦闘機
    スホーイ製作所とインドが共同で開発したステルス戦闘機 PAKFA(T-50) を日本空軍用にライセンス生産した機体。
    価格高騰により納入が途中打ち切りとなったF-35Jを補完するために納入が決定した機体。
    最初は20機程度の納入を予定していたが、北方領土返還と宇宙艦隊整備計画に伴い数千機単位での大規模発注となった。
    アビオニクスは日本製に置き換わりSU-35Jと同様に高い工作精度により本家のロシアより高い性能を有している。
    さらにSU-35Jと同様の電子迷彩塗料が塗布されており、AS16の対ステルスレーダーにも探知が困難なほどの隠密性能を得ている。
    地上基地の他、宇宙艦隊にも配備されており、SSF-20122J は宇宙戦、SU-35J は大気圏内戦と任務に応じで使い分けられている。



74式戦車(アウトレット・バージョン)
    かなり旧式となった74式戦車だが、自警団に払い下げられて生き延びた個体が存在する。
    これをアウトレット・タンクと呼ばれ、地方自治体の治安維持に一役買っている。
    帯締校区では、帯締には自警団が配置されており各町に1両ずつのタンクが配属されている。
    通常、自警団は消防団として活動しており、地上格納庫には出動頻度の高い消防車が、地下にはタンクが格納される施設構造が一般的。
    消防車同様に、赤の塗装と赤色灯そして緊急走行用のサイレンが装備されており戦闘向きとは言えない。
    しかし、払い下げられた旧式の型とは言え、使用する弾頭は電子結界をも突破できる最新鋭のトリプルHEAT弾頭を採用している。
    ただ、もともと74式戦車の搭載砲は、ライフリングを施した戦車ライフル砲と呼ばれるカテゴリのもので、HEAT弾頭を発射できるようにはなっていない。
    そこで、74式戦車のトリプルHEAT弾頭はライフリングによる弾頭の回転運動を防止する特殊加工が施されている。
    また増加装甲として、アワビと同様の強固な積層構造を持つ薄いカーボンファイバー製のジャケットに覆われており、最新の戦車砲の直撃にも耐えるように改良されている。
    射撃システムにも改良が施されており、走行中でも安定した射撃を実現している。
    ラジコンヘリのデータ中継により敵部隊の位置を把握し、市街地の交差点ですれ違い射撃を自動的に行う機能が付加されている。

    砲塔の側面と工具入れには自警団の消防車と同様に、所属する "市"、 "町名" が表記されている。
    毎年、正月明けの成人式の午前は出初式として空砲を撃つ行事が市民の人気を博しており、夜間は三笠防空宇宙レーダーを覆い尽くす雑草を燃やす、恒例の緑草山山焼きが開催されている。


90式戦車(アトランティスバージョン)
    退役して廃棄される予定だった90式戦車を非公式でアトランティス軍が入手し、動力を電気モーターに変更したバージョン。
    車内を気密化し数時間であれば宇宙空間での戦闘行動が可能なように仕様が変更されている。
    近接戦闘が苦手な要塞アトランティスに配備されており、戦車による初の宇宙戦闘艦撃墜の記録を残した。
    本来は、車内スペースの制約から、高度なIT化への対応は不可能とされていたが、3名乗車の当車両は、思い切って、砲手を廃止して車長が砲手と兼任する事で、空いた人員スペースに増加機器を設置する事に成功した。

●10式戦車ハーミリテッド(ダイダロス突然変異型)
    ダイダロス艦隊が戦艦伊勢/日向を修復中に、艦内ネットワーク上にたまたま日向のクルーが個人で保有していた世界戦車年鑑の資料ライブラリを発見し、その資料を元に陸戦兵器型のダイダロスを派生させたものが10式戦車(ダイダロス突然変異型)と呼ばれる種族。
    しかしダイダロス陣営では、自ら10式戦車ハーミリテッド(ダイダロス語 略:"10式戦車"っぽいの)と呼んでおり、外見は非常によくコピーされているが、中身はまったくのダイダロスであり当然、各個体は各々固有の意思を有している。
    参考にした戦車年鑑はあくまで紹介資料なので外見しかコピー出来ず、武器システムや砲弾は独自で設計して実装するしかなかったが、トリプルHEAT弾を独自に開発してしまった。
    ただ、地球人と比較して実体弾の開発スキルはほぼゼロの為、完成した弾頭の威力は地球軍よりは劣っている。
    しかし、弾頭は地球軍のように完成品を搭載するのではなく、戦車体内でナノマシン技術により砲塔内部で生成して発射する方式を採用しており、装填時間と排莢時間が省かれた分、異常な高速連射が可能となっている。
    ダイダロスは無酸素状態でも活動できるため、この10式戦車ハーミリテッドも宇宙空間などでも行動が可能。

 
●26式戦車
    10式戦車の後継モデルとして2026年に配備が開始されたばかりの日本軍の最新鋭戦車。
    情勢の変化により、山間部での戦闘より市街地での戦闘を重視した戦車で、国産の130mmトリプルHEAT弾を使用する。
    全速走行中でも1000m以内なら15cm以内に正確に命中させる精度を誇る火器管制システムを有し、
    敵の戦車をビルの反対側から耐震構造コンクリートごと撃ちぬく威力があると噂されている。
    無人機や空中管制機が空から補足した目標情報を共有し、味方同士が同じ目標を重複して攻撃しないようになっている。

    2200馬力の10気筒ツインターボディーゼルエンジンと、回生電力を使用した400馬力のモーターを組み合わせ、アスファルト道路なら最高時速120Km/h、未整地でも90Km/hで走行することが可能。
    交差点での出会い頭での突発的な戦闘に対応し、時速120Kmからの速度から、路面状況にもよるが逆進ギヤも駆使してたった20m以内で完全停止が可能。(舗装用ゴムパッド装着時)

    カーボンファイバーをベースにアワビと同様の強靭な積層構造を持つ先進的な装甲を採用した事で、従来の戦車より50%の軽量化を果たしている。 これにより、輸送機からの空挺投下が可能となり機動的な展開を実現した。

    日本軍の戦車は、自衛隊時代から自動装填装置を採用しており、この戦車も装填手は搭乗していない。
    さらに1名でも操縦と砲撃が出来るようにもなっている。
    自動装填装置による発射間隔は毎分20発となっており、3秒間隔の高速連射を実現しているが、公表されていない。



●K3戦車
    日本軍の26式戦車に対抗して開発された統一朝鮮初の戦車で、系統はK2の後継モデルとなる。
    K2同様に主砲の国産化に失敗したためにサークルメタル社製の130mm滑空砲を輸入した。
    K2では走行中でも目標に向かって射撃できるようになっていたが、K3では1000m以内の目標であれば、至近弾を与えることが出来るように改良されている。

    動力は、2500馬力の10気筒ツインターボディーゼルエンジンと、回生電力を使用した500馬力のモーターを組み合わせ、130Km/h以上の最高速度を目指した。
    動力パックは、K2戦車でドイツ製エンジンのリバースエンジニアリングに失敗した苦い経験かあったが、K3も開発に難航した。
    K2の輸出型をトルコが導入した際、事実上K2の動力の開発が失敗したため、トルコ政府に泣きつかれた日本メーカーがK2輸出型のエンジンの開発を行った。
    K2に続いてK3の輸出型も採用に踏み切ったトルコではあったが、やはり動力のスペックが要求を満たせず、日本メーカーが開発を行った。
    しかし、統一朝鮮軍はトルコからこの設計図の入手に成功しK3のエンジンを完成させた。
    ただ、オリジナルの日本製に対抗して無理なパワーアップを行った事と、工作精度により故障も多く公称値とは程遠い性能しか発揮できず、対馬戦争では旧式の10式戦車にすら歯が立たなかった。
    しかし、トルコから10基の日本製エンジンの入手に成功した事で、リバースエンジニアリングにまわされ、残ったいくつかは数両のK3に搭載された。

    K2同様に攻撃を受けた際は自動的に近接防御用のアクティブ防御装置が起動し、周囲に接近する敵兵士をなぎ払う効果が期待されていたが、この機能は対馬上陸の際に日本軍(当時の自衛隊)の反撃を受けた際にも起動した。
    しかしK3の周囲に展開していた見方の兵士に甚大な被害が出た事で実際の戦場では使いものにならない事に気付き、その後の戦闘では使用されなくなった。

    K2では、高さ1m程度の障害物でさえ乗り越えられない欠点があったが、K3では1.3mなら無事に乗り越えられるように大幅改良されている。
    予定されていた河川の渡河能力は、先代のK2では結局浸水を食い止めることが出来ず、K3では廃止された。

 
●複眼カメラとマルチフェーズライト
    1mm程度の小型魚眼カメラを大量に配置して多角的な方向からの映像を得る装置。
    ナノスキルはナノマシンを周囲に展開する事でこの機能を実現しているが、AMP等の陸戦は、ナノスキル以外も搭乗する為、頭部や背部や脚部等、機体全周をカバーする形で複眼カメラが配置されている。
    魚眼レンズを採用することで、1個のカメラでも広範囲の映像を捉えることが出来る。

    あくまでカメラなので、SFアニメのようにカメラレンズが発光する事は決して無い。
    しかし、陸戦の頭部の目に位置している部分が光っているようにみえるのは、マルチフェーズライトと呼ばれる周波数変動型のLEDサーチライトが機能している為で、一般的に、赤い目の時は、赤外線ライト、青系の色の時は紫外線ライトを照射している時である。
    両方の周波数の光源を必要とする際は、左右のライトの色が異なる使い方もできる。
    ただこれらのアクティブ系デバイスは、自らの位置を知らしめるリスクもあり、戦闘突入時以外は点灯する事はほとんどない。

    AMPに搭載される複眼カメラの情報は原則として、ナノスキルの脳に直接焼きこまれる形で、パイロットがあたかも生身で外に出ている間隔が得られるようになっているが、ナノスキル以外の一般パイロット用にはHUDモニターに映し出される仕組みになっている。

    宇宙艦で使用する複眼カメラは戦闘で破壊される事を前提に艦全体に多数が配置されている。
    宇宙艦にはブリッジと言う一番脆弱な露出部分は設けられていないため、この複眼カメラとドローンが艦の外の風景を撮影する役目を担っている。



●GCM(Gravity Counter Measures)対重力対抗手段
    地球軍が地球重力圏に侵入してきた敵性勢力の宇宙艦の航行手段を妨害するための装置として開発した。
    宇宙艦炭化水素系燃料(要するに石油)を使用する亜高速ドライブとは別に星間航行や惑星の重力圏を航行するのにネガティブグラヴィティジェネレーターを使用している。
    国連宇宙艦隊が擁する艦隊規模は各国のすべての艦を寄せ集めても、最小でも数千隻単位で編成される銀河規模の戦争を行う他の星系の艦隊と比較して、アトランティス残党軍の艦隊と合わせたとしても、絶望的に劣勢だった。
    この為、地球軍は本土決戦を決意し、敵が地球重力に不慣れなうちに制空権を死守しつつも降下してくる敵の陸戦隊を地上で迎え撃つ2段構えの最終防衛指針を打ち出した。

    このGCMは大気圏内で航行する敵の宇宙艦が使用するネガティブグラヴィティジェネレーターが発する重力波に干渉し、地球重力圏での航行を不可能にするシステムとしてアトランティス艦隊の技術支援を受けながら開発が行われた。

    このGCM機能を持った装備の一つが、重力場撹乱機雷と呼ぶもので、GCM機能をもたせた空中機雷を散布する事で地上の重力場を撹乱し、宇宙艦の侵入を抑止する作戦としていた。
    当初、国連宇宙艦隊はこのGCMの効果範囲内に立てこもって敵艦隊を要撃する作戦を立てていたが、この情報はシナと統一朝鮮の反乱によりアンドロメダ陣営に筒抜けになっており、GCMを警戒したアンドロメダ艦隊は地球の衛星軌道からの艦砲射撃で地上を破壊する作戦をとった。 これにより国連宇宙艦隊は地球軍に有利な大気圏内ではなく宇宙空間での艦隊戦を強いられることとなり苦戦する事となった。

    しかし、大気圏内に侵入してくる宇宙戦闘機やドローンに対しては効果が得られ制空権の死守に成功している。


●GCCM(Gravity Counter-Counter Measures)対重力妨害対抗手段
    GCMは宇宙艦の航行を妨害する為にだけに使用されるとは限らず、火器管制システム、銀河間同士のリアルタイム通信システム等、あらゆる場面で使用されており、これらの機能も無力化する事も可能で、戦争である以上は当然アンドロメダ陣営も同等の装備が配備されている事は容易に想定できた。
    そこで、敵のGCMによる妨害活動に対抗する為の手段としてGCCMが開発されている。

    この機能は、相手のGCM機能を無力化すると言う意味ではあまり使用されないが、大抵はGCMに対する耐性を高める目的を指している。
    基本的に相手のGCMに対して、味方が使用する重力波の出力や周波数を動的に変更したり、不特定多数の発信源を用意するなど容易にGCMに屈しない手段を講じる事を指していることが多い。
    なので本来の意味としては、対重力妨害耐性手段・・・と表現する方が正しいと思われるが、実際にはAGCMM(対GCM破壊ミサイル)と呼ばれるドローンにより物理的に無力化する手段も存在はしている。

●GCCCM(Gravity Counter-Counter-Counter Measures)対重力妨害対抗妨害手段
    戦争である以上は、GCMを展開すれば、それに対抗されるのは常識であるが、だからと言って諦めていては戦争はやってられない。
    このGCCCMは、GCMとGCCMの一連の重力戦に対して、さらに相手より有利な状況を作り出す事をGCCCMと呼び、この場合は、作戦のノウハウを意味し、GCCCMで使用する装備品は存在しない。
    つまり、重力戦を勝ち抜く為には、GCCCMに長けたオペレーターの有無によるところとなる。

    なので、これより "さらに強力" な意味として、GCCCCMとか言うものは存在しない。




重力レンズ式レーザー偏向砲塔
    戦艦伊勢/日向に搭載されたアトランティス/アンドロメダ両陣営に無い最新の装備。
    伊勢/日向はトール要塞での攻防で深手を追って再起不能にまで破壊されてしまったが、ダイダロス艦隊によって修復され、艤装の大部分がダイダロス艦隊仕様となってしまった。
    しかしその装備の中に、ダイダロス艦隊が試験運用中だった最新兵器も含まれており、それが重力レンズ式レーザー偏向砲塔と呼ばれる主砲である。
    伊勢/日向に搭載されたレーザー偏向砲塔は、もともと最新鋭のダイダロス戦艦がテスト用として装備していたものだった。
    そのダイダロス戦艦はアンドロメダ艦隊との攻防戦で瀕死の重症を負って漂流しているところを伊勢/日向が救出に掛けつけたものの残念ながら戦艦は息絶え、さらに伊勢/日向も回復不能なダメージを負ってしまう。
    しかし戦闘中にもかかわらず救援活動を行った日本艦隊に敬意を表す意味で、ダイダロス艦隊は大破した伊勢/日向をトール要塞の工廠へ搬送し、死亡したダイダロス戦艦のパーツを移植することにより復活させ、謝意を示した。
    これには、暗にダイダロス艦隊最新の武器システムを開示する意味も含まれていた。

    この砲は強い重力を通過する光は屈折すると言う特性を利用し、強い牽引重力波を放射する事でレーザー砲の弾道を自由に変化させる事が出来る。
    これにより旋回式砲塔は不要となり、なおかつ動く目標に対してもレーザーを着弾させる事が可能になった。
    この新技術は実はヤマト・インダストリー社でも研究がされていたが、収束したビームを重力波で捉える
    技術は難易度が高く、開発に難航していた。
    しかしダイダロス艦隊の好意により、この技術的難題の解決が可能となり量産化に成功したが、終戦には間に合わず一部の限られた艦に試験的に搭載されたのみであった。

    これとは別の方式の偏向砲塔としてナノミラー反射式偏向砲塔というモノがある。

●ナノミラー反射式偏向砲塔
    ダイダロス艦隊、アンドロメダ艦隊、アトランティス艦隊の戦艦クラスが装備しているレーザー砲の弾道を変化させる機構を備えた砲塔。
    複数の反射ドローンがレーザー砲塔の射線上に展開させ、反射ドローンが展開するナノミラーによるビーム反射によりレーザー弾頭の向きを変化させる仕組み。
    砲塔システムの規模が大規模になるため、戦艦や戦闘空母等の大型艦艇にしか配備されていない。
    発射したレーザーの弾道を変化させる方式としては、重力レンズ式レーザー偏向砲塔が開発されるまでは  一般的な方法であったが、戦闘中にドローンが損耗したり、ドローンに搭載するナノマシンが枯渇し、ミラーを形成できなくなると、砲塔システムの性能が著しく低下する欠点があった。
    しかも弾道を変化させられるのは、展開した複数のドローンの中継が可能な範囲に制限されており、それらを同時にコントロール出来る高度なスキルの術者が要求され、これには砲術師ではなく識神師が主に担当していた。
    (ダイダロス艦のみは艦自身の意思で自在にコントロールしていた)

    メカニズム的には確立された技術だったため、陸戦パイロットの中にはこのナノミラー反射式偏向砲塔を自力で生成して戦う強者もいた。

目野特設戦闘トレーラー
    アトランティス艦隊は、地球軍からの物資融通計画にもとづき補給物資を調達を行うが、よほどの巨大な装備品を除いては、基本的に20フィート洋上コンテナに収容されてコンテナ単位で納品される。
    中には40フィートのサイズのものも存在するが、艦内での取り回しの容易さから20フィートコンテナが好んで使用され、アトランティス艦隊ではこのコンテナをリフトや AMP により運搬している。
    アトラミス王国救援作戦では多くの現地難民や物資の輸送を目的に、日本艦隊がカラの20フィートコンテナを大量にアトラミス王国へ持ち込んだ。
    しかしアトラミス王国救援作戦の情報は、シナや統一朝鮮軍によりアンドロメダ軍へ筒抜けとなり、日本艦隊は苦戦を強いられ多くの揚陸艦を失った。

    日本から派遣された機甲師団は敵の多脚砲台との戦闘に巻き込まれ、シェルターに立てこもるアトラミス王国軍と市民の救出は難航を極めた。
    そのうえ立てこもった堅固なシェルターを攻略するために難攻不落を誇る多脚要塞が地上へ配備された事でさらに日本軍は劣勢に立たされることとなった。
    この圧倒的不利な状況を打開すべく地上戦力の早急な拡充が必要とされたが、星系と銀河系とをつなぐ通信ドローンが破壊された為に救援要請は地球には届かなかった。
    そこで苦肉の策として、撃墜された揚陸艦の武装を取り外し、それを洋上コンテナに据え付けて急ごしらえの戦力とした。

    その一つが、目野特設戦闘トレーラーと呼ばれ、20フィートコンテナを縦に2個重ねて溶接し、その最上部にアットー・メララ社の MASS2017NBS013型127mm単装近接速射砲、或いはMASS2019NBS025型250mm単装近接速射砲を1門を配置した。
    もともと宇宙艦隊用での運用を考慮して砲台の内部構造物は地球の洋上戦闘艦よりコンパクトに再設計されており、コンテナ2個分のスペースで旋回砲塔を移植する事に成功し、これらのコンテナを戦時徴用として動員されていた辻木運輸の目野レンヂャーが牽引した。
    しかしコンテナ2個を縦に置く発想はバランスとしては非常に悪く、さらにアトラミス王国が立てこもるシェルター付近は広大な砂漠地帯で走行条件も劣悪であった。 そこで砲撃時のバランスを崩さないように伸縮可能な展開式バランスウェイトを追加実装し、射撃により横転しないように工夫がなされた。 コンテナの中央に旋回砲塔を備え、それより前方には弾薬庫、後方には砲身冷却水タンクを備えている。
    宇宙艦隊仕様としてデブリ化防止の為に艦内回収/再利用としていた排莢システムはオミットされ、薬莢は車外に放り出して投棄する方式となった。
    もともと砲塔システムは完全無人化となっていたので、これらの砲塔システムは遠隔操作によってコントロールされる事になった。
    元々の砲塔システムをそのまま移植したので、毎分60発の高速連射が可能で最大射程距離は戦車より長い35kmを誇る。
    この射程の長さを活かし、地平線の彼方から(アトラミス星は地球よりやや小さい)目標を正確に攻撃する事が出来た。

    射撃管制システムは、同じく20フィートコンテナを改造し堅固な人工電子結界によって守られていた。
    宇宙艦の近接防御用に配備されていた SPY-3Sレーダー はその規模が大きく移植ができなかった為、日本空軍の B787-AWACS の支援を得て その情報により砲撃が行われた。
    さらに精密射撃が必要なときは、戦車同様に地上要員によるレーザー照射の精密誘導も可能となっている。

    近接対空防御として LASS2019NGT030型30mm近接連装砲 を設置したコンテナがこれらの集団の上空防衛を担った。
    対空ドローンのVLSを最小モジュール単位で小分けにしてコンテナに配置する案が出されたが、索敵用のSPY-3Sレーダーと、誘導用の SPY-3Iフェーズドアレイイルミネーター が船体から取り外せなかったために、ドローンの運用は不可能と判断された。

    一通りの通信/電子戦システムは揃っており、AWACS の支援がなくても機甲師団との連携が可能で、敵に対するジャミングの展開も行えた。
    スタッフは約20名で、作戦参謀の他、戦術士官、砲術士、結界を展開する巫女が乗り込んでいた。
    旋回砲塔を牽引する目野レンヂャーに対して、こちらは目野電子ヂャー(炊飯器)とアダ名されていた。

    また、トレーラーではないが、陸戦を輸送する為に艦隊へ持ち込まれていた目野の2tと4tトラックも陸戦キャリアとして参戦している。

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