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アトランティスの亡霊【資料室】

アトランティスの亡霊の各種資料

宇宙艦

    アトランティス軍が運用する(していた)艦艇は、以下の世代に分類されている。
        ダイダロス大戦初期に建造・・・・第1世代型(地球歴:紀元前約25000年前)
        ダイダロス大戦前期に建造・・・・第2世代型(地球歴:紀元前約20000年前)
        アトランティス崩壊時に建造・・・第3世代型(地球歴:紀元前約15000年前)
        地球歴:紀元前約10000年前・・・・第4世代型(地球では石器時代)
        地球歴:紀元前約5000年前 ・・・・第5世代型(地球ではまだ石器時代か?)
        地球歴:西暦1000年 ・・・・・・・第6世代型(平安時代付近???)
        地球歴:西暦2030年 ・・・・・・・第7世代型(現代)・・・地球艦隊と共通化

現在、アトランティスで稼働している艦艇は、第3世代型以降の艦艇であり、これはダイダロスとの和平交渉に臨んだ艦隊編成が当時の最新鋭艦のみで組まれていた為である。
その後、アトランティス帝国は崩壊し、ダイダロス星系(天の川銀河)の特別自治領で種を維持していたが、産業構造が崩壊したため、長きにわたって艦艇の新造が行えず、結果として多くの旧式艦が現在でも運用される原因となっている。
第4~6世代型の艦艇は、旧式となった艦艇を解体してリサイクルしたもので、性能は向上してはいるもののやはりアンドロメダ陣営と比較すると時代に取り残されているのは事実で戦闘力に大きな格差が生まれている。
ただ、ダイダロス陣営に組み込まれた事で、アンドロメダ陣営とは比較にならない高度なナノ技術が得られ、これが総合戦闘力の劣勢を補っていた。
特別自治領内で徐々に産業構造が復活し、原始種族だった猿族も(DNAを改変して猿人を作ったところ実験体が逃亡して大繁殖)アトランティス交流がはかられるほど進化しここ最近、相乗的な効果で急激な勢いでアトランティスの文明が復興しつつある。
そこで、発想の異なる独自に発展した地球テクノロジーを吸収し、新しい兵器体系の確立を目指す事となり、第7世代型からは、アトランティスと地球とのハイブリッド型の艦艇が登場する事になった。

第6世代までは、艦のバリエーションが非常に少なかったが、第7世代以降は、地球が初めての宇宙艦隊を編成するにあたりアトランティスの支援があるとは言え、独自の艦隊運用技術の研究開発を行いたい思惑から、様々なバリエーションが爆発的に増える事となった。
原則として、試作艦がアトランティスと日本艦隊と共同で建造され、そのなかから地球艦隊向けに量産型が個別に建造された。
試作艦の中でアトランティスの運用に適合する艦があれば、アトランティスでも正規採用されている。
日本艦隊は原則として地球艦隊に属するが、日本は太古からアトランティスからの信頼が厚く、アトランティス艦隊の一部として運用されることも多いが、他の国の艦隊は地球艦隊として扱われている。
量産型は一般的に、生産効率とコストを低減する為に試作型よりは能力は劣る。

アンドロメダ陣営にとっては地球艦隊の出現は、アトランティス艦隊に準ずるとはいえ突然変異のようなもので、見慣れない地球製武装(ある意味太古すぎる原始兵器)に対抗手段を持たないアンドロメダを苦戦させる根本的な要因になった。

宇宙艦の特徴として、その耐用年数が数千年~1万年と非常に長いのが特徴で、部材が腐食に強い事と、酸素呼吸可能区画が限定され(一部の種族用にはメタン区画)、ほとんどの区画が無酸素状態となっており酸化(劣化)しにくくなっている。

また無酸素状態は戦闘時のダメージコントロールにも寄与し、火災の延焼を食い止める役割も持っている。
艦の構造は原則として、規格化されたブロックを連結するモジュール方式で組み立てられている。
ブロックの種類には、装甲ブロック、戦闘ブロック、航空ブロック、航法管制ブロック、動力ブロック、保管ブロック、居住ブロックと目的に合わせて用意されているが、生命維持装置は各ブロックに独立して配置されている。
各ブロックの組み立て比率の違いで、戦艦や空母等の種別が異なってくる。
各ブロックは、内部にはナノマシンタンクが設置されており、構造物が物理的に損壊してもナノリペア機能が修復を行い、深刻なダメージでなければ時間経過とともに次第に回復する。    ただし、形状を真似るだけで、失われた機能が回復するわけではない。
修復が出来ないほどのダメージを受けた場合は、傷口をナノコーティングして損害が拡大しない対応を施す。
このナノリペア機能は莫大エネルギーを消耗するので、一般的には艦船にしか搭載されていない。

艦内に要員が配置される区画や居住区画には重力が働いているが、戦闘時には居住区画を除いた全区画が無重力となる。
ただ、外的要因による突発的な重力牽引に備えて、要員はシートベルト着用か安全ワイヤーで身体を保護し、転落防止策を講じる事が義務付けられている。

長期戦闘に備え人工栽培ブロックが設けられており、食糧補給が途絶えても、自家栽培によって食糧確保は可能だが一日に必要とされるカロリーを賄えるほどの規模ではない。(あくまで戦闘中に食糧事情が悪化した場合の備えである)

艦内の医療施設内には、ナノマシンの培養設備と活性化設備が完備されており、各自の特性に合わせたナノマシンの調整や補給が行える。

この設備のナノマシンは、よほど特殊用途でない限りは、どんな性質にも調整が可能(IPS細胞のようなもの)な万能なもので、オーダーを受けて数秒でプログラミングが完了し、ただちに投与可能な状態となる。
ナノマシンは生体用と、大量消費用(艦船や兵器等に用いられる)と区別されているが、生体用の調整は医療設備内で行う。


艦名の付与は、級(艦種)としての名称とは個別に、艦長が自由に命名する事が許されている。
よって、艦長が交代すると艦名も交代するケースが多い(ただし艦番号が変わる事はない)。
一方、地球艦隊の艦命の付与は、古来からの伝統のある艦名を引き継ぐケースがほとんどであり、艦長が交代しても艦名が変わる事はほとんどない。
旧世代の艦の艦名はアトランティス語で表現されていたが、急速に地球人への帰化が進み、近年は様々な地球言語で艦名がつけられるようになった・・・。
尚、地球艦隊のネーミングルールは、必ずしも歴代の相当クラスに統一されている訳ではなく、例えば、地球艦隊の正規空母に昔の小型空母の名前がつけられているとか、地球艦隊1つの艦種に昔の異なる艦種異なるクラスの名前が混在しているケースも多々ある。

他の星系と異なるアトランティス艦独自の特徴として、艦は艦全体を統制するAIが搭載されており、運航、武器システム、艦内環境システム等、ネットワークシステムに接続可能なすべての機器の一元管理を行っている。
運航ログは貴重な経験値として、退艦命令が下されるような緊急事態になった場合や、艦が退役して解体されたとしても、このAIと運航ログは最優先で避難させられ、後の後継艦に乗せ換えられ活用されてゆく。
なので、AIの中には、第1世代クラスの艦から記憶を受け継いでいる歴戦のAIも数多く存在しており、超長寿命のアトランティス人でさえしらない過去の情報を持っている事がある。
AIは艦に一度インストールされると、すべての機器の上位認証を持つようになり、AIが退艦処理をしない限りは、たとえば、艦が損壊して、あるブロックが切り離されてそれが誰かの手に渡ったとしても、他の者は、そのブロックに搭載されている機器にはアクセスできないようになっている。
その為一度インストールされると、解体されるか、戦闘で沈むまではAIはその艦から離れることが出来ない。
尚、AIのみの無人操艦も可能ではあるが、非常に高価で貴重な艦を無人で運用した例は "ほとんど?" 無い。
AIはナノマシンで構成される識神を使う事も可能で、戦闘においては、デコイとして自身の分身を作りだす事が出来るが、高等なAIになると人や動物にも化けるとの噂もある。

艦の塗装は訓練艦を除いては、他の兵器類と同様に原則として "艶消し黒" を基調とした光学迷彩塗装で、光をほとんど反射しない低視認性に配慮されたものが塗布されている。
宇宙空間での戦闘では目立つ色は例外なく死に直結する。

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