2016バレンタインイラスト【なるみ】
■2016バレンタインイラスト【なるみ】
2016元日イラスト【若林奈々】
■2016元日イラスト【若林奈々】
先進型機動甲冑 機体バリエーション【隼特別改修モデル】
■隼スーパーヴェローチェ
スーパーヴェローチェモデルは、アトラミス王国救援作戦に従事中、ナノマシンの供給の途絶えた日本艦隊をオロチの陸戦隊から防衛するために近接防御に特化して軽量化が図られた機体である。
左腕を失ったナナのハンデを相殺する為、徹底して機体を軽量化して機動力を向上させ、近接戦闘で優位に持ち込む事を基本思想としている。
本来なら武器システムの殆どをナノマシンのアシストに頼っていたが、ナノマシンの供給が途絶えた事でシールドの使用は著しく制限されてしまった。
この危機をを打開するために、ハヤブサのすべての装甲を取外し、さらにバッテリーシステムの100%までもを取り外し、本来は短期緊急用予備バッテリーとして30分しか使用できない補助電池をメインバッテリーとして使用することで、機体重量の60%を削減する事に成功した。
相手の攻撃をすべて躱すことが可能なまで軽量化したものの30分しか稼働できない。
ただ30分の稼働時間を考慮してもスーパーヴェローチェの戦闘力は圧倒的でオロチ一個小隊をラクに撃破している。
ある程度のステルス機能を有する装甲をすべてとっばらった為に、外観は内部フレームとパイロットがむき出し状態となってしまい、敵のセンサーにも捉えられやすくなってしまった。
しかし地球を出発する時にプレゼントされたお守り代わりのマント君のキーホルダーをヒントに、電磁コーティングされたマントを羽織ることで機体のステルス性能をある程度保持する事に成功した。
また強い鉄分を含む砂嵐のせいで無線状態は最悪だったが、マント君の鹿の角をモチーフにして、各種のチャンネルに対応した大型マルチブレードアンテナを頭部フレームの左右に2器設置し、日本艦隊と上陸した陸戦部隊との両方に対して良好な通信状態を確保した。
また敵による空からの索敵を欺瞞するために迷彩効果のあるつばの広い帽子を被っており、姿形はマント君そのものだと形容された。
大幅に軽量化したため、2足歩行時での理論上の限界である時速300kmをゆうに超えるケースが観測されているが、正式リリースされた機体ではない為、正確なベンチマークは計られていない。
■隼コルサ/隼スーパーコルサ
短期決戦用超高速モデルとしてカスタマイズされたスーパーヴェローチェはナナでしか操れないハヤブサの究極形態であったため、その他の生徒たちが着こなすには難易度が高すぎた。
しかし生徒の中にも比較的上位スキルの戦闘力保持者に対して、少数だけリファインされたモデルが用意され、それがコルサモデルと呼ばれている。
スーパーヴェローチェと比較してカスタムされる範囲は少なくパイロットに掛かる負担は少ない。
装甲とバッテリーシステムは70%だけ残されているが、通信用マルチブレードアンテナはナナと同じものに取り替えられ、カムフラージュ用の帽子も用意された。
この機体に慣れた一部の生徒は、さらに装甲とバッテリーシステムを50%にまで削減して機動力をさらに高めたスーパーコルサモデルにカスタマイズされている。
地球に帰還後、このモデルは帯締学園全生徒に流行する事になり、ナナのスーパーヴェローチェモデルはともかくとして全機体がコルサ、あるいはスーパーコルサモデルに改修される事になった。
■隼エグザクタ/隼スーパーエグザクタ
一式陸戦・エグザクタは、陸戦の操縦が苦手なサッチの為に、フクちゃんがカスタマイズして特別にAI自身の判断による自律行動が許可された機体で、サッチが名付けた AI のパーソナルネームから、エグザクタ モデルと呼ばれている。
機動性は従来のハヤブサと変わらないが、防御力と射撃の精度が高められており、サッチが着込んだ場合でも、彼女の動きを手際よくフォローするように改修されている。
一時は戦闘時に破壊されて廃棄されそうになったが、ターニャがまっちゃんに頼んで突貫で修理してもらった。
ターニャは死にかけていたAIを蘇生させたついでにチューンし、無人状態での戦闘力が大幅に引き上げられた。
修復後はターニャになついてしまい、サッチと出撃する以外においては、ターニャーの随伴機として勝手に行動するようになった。
修復されたエグザクタを スーパーエグザクタ モデルと呼んでいる。
アトランティスの亡霊【第6話】
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技術体系【アンドロメダ陣営】
■アンドロメダ艦隊 装備
アンドロメダ艦隊は伝統的にネームシップは存在するが、個艦としては名称を持たない。
銀河艦隊の規模が巨大であるため、ネームの付与は煩雑で管理が面倒となるのが理由。
通常、艦隊運用ではネームシップに製造ナンバーを付与したものが個艦を識別する唯一のものとなっている。
しかしクルーの間では自艦に思い思いの固有名詞を与えている事が多い。
原則としてネームシップは新世代艦に受け継がれる形態をとっており、いわば地球の自動車で例えると、マイナーチェンジ→マイナーチェンジ→フルモデルチェンジ→マイナーチェンジと言った感じのもので、名前は同一だが、世代が異る同じ名前の級が艦隊に混在している。
アトランティス帝国がまだアンドロメダ陣営に属していた頃は、多種多様な企業が様々な兵装の開発に
しのぎを削っていたが、利権をめぐる争いや敵対的買収等により弱小企業は買収されたり解散させられるなどし、現在のアンドロメダ銀河における兵器生産は、限られた超巨大企業でしか行われていない。
主要な火力は熱光学兵器で占められており、実体弾は対艦攻撃用の魚雷やドローンを使用される。
これにより、ビームなどの攻撃に対しては高い防御を誇る人工電子結界が主要な防御を担当し、物理的な装甲は廃止される過程にある。
ただ魚雷やドローン等の一部の実体弾に対する防御を得るために、物理衝撃を吸収する人工電子結界も
実用化されている。
アンドロメダ艦隊のナノマシンはダイダロス艦隊と比較して技術的に遅れている分野で、アトランティス艦隊のように微細なサイズまで微細化し生命体がナノマシンを直接コントロールするまでには至っていない。
ただ近年になってかなり小型化が進んだとの情報も噂されている。
●機動要塞
・アトゥム級
全長50Kmを誇る基幹艦隊の中核艦、補給修理、艦隊要員の福利厚生を一手に引き受けるが、
戦闘力も高く、護衛艦を伴わず単艦で星系攻略戦に乗り込んでくるケースもある。
亜光速ドライブを装備はしているが巨大があるがゆえに回避行動等の戦術機動が出来ない。
しかし戦闘力があるので基本的には回避する事は考慮していないと見受けられる。
この艦が現れると、その星系はもうダメだ(勝てない)というジンクスがあるほど、圧倒的な戦力を誇るが唯一の天敵が、ダイダロス艦隊最強を誇るアース級であり、過去にこの要塞の攻略に成功した事が一度もない。
しかし徐々にダイダロス艦隊の銀河防衛戦が破られるケースが出てきたことで、新型のアトゥム級がロールアウトしたのではないかとの噂が出ている。
主武装:(mm=地球換算)
532mm単装砲(レーザー)×80
399mm単装砲(レーザー)×200
133mm単装近接防御砲(レーザー)×400
56mm連装防空砲(レーザー)×10000
233mm魚雷VLS×33連装×20器
21318mm 宙挺強襲砲(レーザー)×3門
艦載機:
ヌト型戦闘機×23個飛行大隊(総計:2484機)
マヘス型攻撃機×46個飛行大隊(総計:4968機)
※1個飛行小隊=12機
※1個飛行中隊=3個飛行小隊(36機)
※1個飛行大隊=3個飛行中隊(108機)
●戦闘空母
・アヌビス級
代々、アンドロメダ艦隊最強を誇る戦闘艦艇として位置づけられている。
現在の主力は3代目であるが、配備が開始されてから既に1500年以上が経過して老朽化と戦闘力不足が指摘され始めている。
しかし最新鋭の戦闘空母の姿が目撃されるようになり、それが4代目とみられているが、まだ本格的な実戦配備はされていない。
このネームシップを冠する艦は、すべて艦隊旗艦を勤めており、現在、約50隻弱が就航しているものと推測されている。
戦艦と空母の両方の特徴を併せ持ち、ダイダロス陣営では戦闘空母のカテゴリに分類されている。
戦闘ブロックは代々、ラー級をベースにしており、非常に戦闘力が高い。
航空プロックは代々、ネフテュス級をベースにしており航空打撃力に関しては、他の空母航空隊との運用/連携のスムーズさを重要視されている。
艦載機として短距離用の重力ドライブを使用する大型のヌト型戦闘機を運用し、攻撃機の護衛の他、艦隊の防空も担当する。
マヘス攻撃機は主に対艦や地上攻撃で使用され、攻撃力の高い魚雷を主武装としている。
アンドロメダ陣営の戦闘機/攻撃機は、重力ドライブを使用し旋回機動をする必要がないことから、その形状は一般的な円盤型となっている。 ヌト型戦闘機とマヘス攻撃機との見かけ上の識別が非常に困難だが、小さい円盤がヌトで、大きい円盤がマヘスと識別している。
非常に機動力の高い航空機で一時は地球地上軍を大いに苦しめたが、重力拡散爆雷と呼ばれるジャミングシステムの投入により大気圏内では、安定飛行が困難となり、翼とジェット推進器を持つ地球製制空戦闘機に圧倒されるようになった。
・セクメト級
現在の主力は3代目であるが、配備され既に1500年以上が経過して老朽化と戦闘力不足が指摘され始めている。
ただしそれでも戦闘力は非常に高く、斥候艦隊の旗艦として先陣を務める事が多い。
・モンチュ級
最近になって世代交代が確認された新型の戦闘空母で、小規模星系での艦隊戦で運用されている。
機動力を重視した事でやや防御が劣る欠点はあるものの運用の容易さから人気がある。
●戦艦
アンドロメダ艦隊の戦艦思想はあくまで艦隊戦の主力打撃艦である位置づけとなっており、艦隊の中でも戦艦のカテゴリが一番配備数が多い。
戦闘力は非常に強力なうえ、太古からの戦闘経験から複雑高度にシステム化されており攻撃と防御の連携に重点が置かれている。
ただその半面、各艦の意思決定の権限は極めて薄く、柔軟性に掛ける面があり、大規模艦隊同士の乱戦となるとダイダロス艦隊を相手にしても引けをとらない戦闘力を発揮するが、突如出現した地球艦隊に対しては、未知の投射火器と、リアルタイムに劇的に変化する戦術に苦戦を強いられることとなる。
・ラー 級
代々、アヌビス級戦闘ブロックのベースとなっている。
最近になって新造艦にはグレードアップが図られているようで、地球製の実体弾に対する物理装甲が復活したとの情報がもたらされている。
アンドロメダ艦隊では最大最強クラスを誇る。
武装システムへ電力を供給するのに必要な専用の大出力の動力炉を3基装備しているが、武装システムを最大運転にすると、絶大な戦闘力が得られるが電力が不足する為、一部を航行用動力炉からのパワー支援を受ける必要があり機動力が著しく低下する欠点も持っている。
ただ、そもそも極端な戦闘重視型の艦の為、航行速度はそれほど重視されておらず、ウィークポイントとなった事例もない。
・オシリス 級
伝統的に、艦隊1個戦隊の指揮艦を受け持つ事が多いネームシップで、この艦に勤務する事はある種のステータスとなっている。
ラー級より一回り小型だが、武装は強力で且つ、高い機動力を誇る。
アンドロメダ艦隊は長距離砲撃戦での運用を想定している為、着弾までに回避できる事を前提としており装甲システムはそれほど重要視されていない。
・イシス級
基本フレームは、代々空母ネフテュス級と共通化されており量産性が高められている。
空母と共通フレームを使用しているため、極端な重武装を与えられているわけではないが、動力も共通のものを使用することでメンテナンスが容易で信頼性も高い。
アンドロメダ艦隊の中では中クラスの船体規模だが、高速空母機動部隊に随伴する唯一の戦艦である。
※アンドロメダ陣営は別働隊である空母機動部隊に戦艦が護衛艦として随伴することが多いが、ダイダロス陣営では戦闘打撃艦隊に機動部隊が随伴するケースが多い。
●空母
空母には艦載機の他、近接艦隊戦に備え、オロチ部隊を配備している。
オロチ部隊は非常に獰猛なため、危険で非常に扱いが困難な事を理由に空母にしか配属されていない。
これは艦載機パイロットもオロチ同様に扱いが面倒な連中なので、一緒くたに管理されているのが理由とされている。
オロチが現れた場合は、確実に付近に空母が展開していると考えて間違いない。
空母は原則として戦闘力が与えられていない。 これは、オロチに対する信頼度が低く、反乱を警戒して
艦が乗っ取られても艦隊行動に直ちに影響が出ないよう考慮し、艦隊戦用の武装は装備されていない。
この為、絶えず周囲には護衛艦が警護しているが、空母を護衛する役目の他、反乱を起こしても直ちに付近の戦闘艦が当該の空母を処分できるように指示されている。
同じ艦載機を搭載する戦闘空母にはオロチは配備されておらず、同じ戦闘機パイロットであっても、戦闘空母勤務か空母勤務かによって、処遇に格差があり、部隊間の差別の原因にもなっている。
・ネクベト級
大型正規空母
高速機動部隊の旗艦を受け持つことが多い大型の航空母艦である。
戦闘空母は主力艦隊の中枢として動くことが多いが、本級は、純粋に空母機動部隊を編成する中核艦としての役割を担っている。
この空母1隻の航空戦力だけで、地球地上軍(宇宙艦隊は含まない)のすべての航空戦力に匹敵する戦闘力を有している。
・ホルス級
攻撃型空母
比較的小規模な艦隊を編成し、強襲する事を得意とする。
艦載機の数は少ないが、格納庫を小さくした分装甲は堅固で、時には敵艦隊の奥深くまで侵入してオロチ隊を発進させてくる厄介な艦である。
・ネフテュス級
基本フレームは、代々戦艦イシス級と共通化されており量産性が高められている。
中型の船体だが動力は共通のものを使用されておりメンテナンスが容易でしかも信頼性も高い。
大量に建造され高速機動部隊の主力艦として活躍し、その艦隊護衛には姉妹級のイシス級が就く事が多い。
●巡洋艦
アンドロメダ艦隊では、護衛艦として位置づけられており、艦隊戦では戦闘空母や戦艦、空母等を護衛する事を任務としている。
とはいえ、戦闘力は大きく、反乱を起こしたオロチ部隊を鎮圧できるほどの火力を有している。
・ネイト 級
雷撃戦を得意とする艦で、艦隊の前面に展開し雷撃隊として敵艦隊の接近を阻止する役目を負う。
速力は早く展開能力が俊敏だが、雷撃戦重視の為、対空防御がやや弱い欠点を持つ。
・セルケト 級
代々戦艦イシス級の随伴艦として整備されている。
イシスと航法管制と武器管制システムがリンクしており、無人運転となっている。
・セベク 級
非武装の空母護衛艦の直掩艦として運用される事が多く、対空防御が強化されている。
空母1隻に必ず6隻のセベクが周囲を護衛している。
・ソプデト 級
戦艦の随伴艦として運用されることを目的としており、戦艦が討ち損じた手負いの敵艦にトドメを指す事が多く、戦艦が致命的打撃を与えて、ソプデトがトドメを指すような運用のされ方が一般的である。
これは膨大な数のフネが入り乱れる宇宙艦隊同士の戦いでは効率的な戦法とされている。
●駆逐艦
主に偵察や、連絡用に使用される比較的小型軽量の艦艇で、基本的に単独で行動することのほうが多い。
この任務を行う種類の艦はダイダロス陣営にはなく、便宜上、サイズが酷似している駆逐艦のカテゴリに分類されている。
その為、駆逐艦とは言うものの武装は最低限の護身用しか装備されていない。
・トート 級・・・主に敵対国へスパイや工作員を潜入させるために隠密行動に優れている。
電磁波からの照射に対して反射率を低減させる目的で地球の魚で言うヒラメやカレイのような低扁平の外観をしており、海底や砂漠に潜り込んで潜む機能が備わっている。
・ヘケト級・・・事前偵察用の艦で、ジャンプターゲットの付近に出没し大艦隊を誘導するビーコンを発するドローンを敷設する事を目的としている。
・シュー級・・・情報収集を主な目的としており、長距離から高感度センサーにより戦場を俯瞰し、総合的な戦況分析に必要な幅広いデータを収集する事を目的としている。
・テフヌト 級・・・主に味方の救命活動や、味方装備の回収、或いは敵装備の残骸の鹵獲/収集を目的としている。
●戦闘補給艦
武器やナノマシン、その他補修パーツの補給の他、亜光速ドライブで使用する炭化水素燃料の補給を行う。
アトランティスやダイダロス艦隊と同様に、マントルを構成する岩石型惑星から直接炭化水素を採掘し燃料を精錬する設備を有している。
他に、他の銀河系艦隊と異る特徴として、オロチ人向けの食肉専用倉庫が備わっており、オロチ人が戦利品として持ち帰った敵の兵士や市民を食肉加工する工場が完備されている。
補給艦と強襲機能を併せ持つ特性上、アンドロメダ艦隊では数少ない大気内航行を考慮した設計が施されている。
しかし強襲能力を有するとは言うものの、兵站任務と言う艦隊運営のもっとも重要な任務につく艦にオロチ人を搭乗させるわけにはいかず、オロチ人は、空母から直接大気圏にダイブすることを要求されている。
・ハピ級・・・アンドロメダ艦隊が保有する標準型の補給艦である。
コスト削減のため、補給艦の艦種はこのクラスのみの生産だが、汎用性が高い上に船体構造として比較的余裕のある設計となっているため、多くのカスタマイズ艦が登場している。
他の銀河艦隊と異る特徴として、通常は別クラスのカテゴリーとして分けられている強襲揚陸機能が備わっており、炭化水素系燃料を掘削する拠点を確保するに必要な、多脚砲台を多数搭載している。
●多脚砲台
戦車というものを知らないアンドロメダ艦隊が有している陸戦機動兵器の種類。
6脚型が主力で、中には無人の多脚ドローンと呼ばれるタイプも存在する。
移動が素早く、不整地等の悪路や急な崖の壁面をもものともせずに移動が可能。
主武装はビーム砲だが、大気圏内でのビームは大気により拡散され威力が落ちるので地球戦車と戦うに必要な射程距離は、約4000mとされている。
アトランティス陣営では、(6脚ではあるが)スパイダーと呼んでいる。
他に一回り大きい8脚タイプの存在も報告されており、こちらは司令タイプと推測されている。
サイズが大きいとは言え、その機動力は高く、ビーム砲の威力も約5000mであれば地球戦車を相手に出来るとされている。
防御は、両タイプ共に、人工電子結界を装備し、ビーム兵器には鉄壁な防御を誇り、実体弾に対してもある程度の防御を有してはいるが、物理的な装甲は装備されていない。
走行音は非常に静かで、昆虫のように大規模な軍団で攻め込まれたとしても気づくのが遅れるケースが多い。
8脚タイプでは、さらに格闘戦用の巨大なクローを装備しており、そのシルエットから、アトランティス陣営ではザリガニと呼んでいる。
クローはナノシールドと併用する事で、防御力と攻撃力を補完でき、戦車の装甲ですら容易に貫通できる威力を持ち、このクローに対抗できる唯一の武器がNH対装甲ブレードとなる。
●多脚要塞
アンドロメダ艦隊が保有している、地上制圧用の機動要塞で、戦闘補給艦にて地上に運ばれる
多脚砲台とは異なり、直接宇宙から降下してくる全長が6000mもある要塞艦である。
直立した状態での地上から要塞頭頂部までの高さは、約4000mもあり、日本の富士山より高い。
巨大な12脚により移動するが、1歩のストロークが大きいため、移動速度は時速100Kmを誇り、脚の動きと、構造物による気流の乱れから、地上では暴風が吹き荒れる。
多脚砲台と異なり、宇宙艦並のリアクターを自前で保有している為、火力に充てるエネルギーも潤沢で、地上から大気圏外を航行中の宇宙艦をも砲撃する事が可能である。
実質、見渡せる範囲のすべての目標を攻撃が可能なうえ、人工電子結界も強力なため、一度地上に下ろすと手に負えなくなる。
強襲降下する事を前提としている為、船体装甲も戦艦並みの厚いものが施されているが、基本的にそれは実体弾からの攻撃をうける事を考慮したわけではなく、部位によっては弱点が存在する。
原則として、この艦が地上におりたと言うことは、地上制圧は成功した事を意味するので、撤退すると言う思想はなく、離脱用の亜光速ドライブや重力ドライブは搭載されていない。
一応、宇宙空間航行用の亜光速ドライブと重力ドライブは搭載されてはいるが、重装甲の要塞を惑星重力下から浮上させるほどの出力は有していない。
原則として、アンドロメダ艦隊は大気内を宇宙艦で航行する発想はもっていないが、この多脚要塞には、例外的にたえず数隻の空母が係留されており、戦闘機の発着プラットホームとして利用する他、オロチ人の出撃拠点としても活用されている。
多脚砲台はこの多脚要塞から出撃するが、本体ははるか上空に位置しているため、専用の発進ゲートから
重力にまかせて落下してくるイメージで、地上に降りてくる。
構造上、回収用の専用ハッチは存在せず、物資の搬入出で使用されている汎用の重力エレベーターにて回収が行われる。
反乱軍艦艇
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反乱軍艦艇
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●空母 毛沢東 級
シナ宇宙軍が独自技術で建造した宇宙空母。
元は日本から強奪した伊吹を改装した艦で、鹵獲した時点では重力ドライブは未装備で、亜光速ドライブのみ装備されている。
武器/防御システム、また艦内慣性制御システムも艤装前だった為に、それらの技術は入手できなかったものの、亜光速ドライブのコピーには成功し、その後、多数の宇宙艦の建造に着手した。
艦載機は閃20の後継機種である閃30と閃35が搭載された。
同級をベースに30隻ほどコピー艦が建造された。
戦争終結後は協賛党幹部とその家族が多数の艦と共に行方不明となっている。
●空母 金槿恵(キムクネ) 級
シナ軍と共同作戦により強奪した伊吹を徹底的に調査し、持てる技術を結集して建造された統一朝鮮軍初の宇宙空母。
重力ドライブや慣性制御システムの入手に失敗したため、本級も亜光速ドライブのみの実装となっている。
武器システムは、日本空軍の空爆により港に着底したイージス巡洋艦のイージスシステムを移植しており、戦闘力としてはシナ軍よりは強化されている。
艦名の由来は、オバノリスクによるアジア諸国景気後退に対する経済支援策を協議するため、統一朝鮮大統領との会談を目的に訪朝していた 日本のオバノ総理を暗殺した女テロリストの金槿恵を称えて名付けられた。
空母として就役したが搭載する艦載機がなく、アトラミス王国第二次救出作戦に工作員を潜入させて宇宙戦闘機を強奪する手段に出た。
しかし地球反乱が予定より前倒しで実施された事で、宇宙戦闘機の入手が間に合わず、艦載機なしで第二次倭の国奪還作戦に参加した。
姉妹艦として他に2隻が就役している。
●戦艦 金重根 級
空母建造の技術を使用して建造された統一朝鮮軍初の宇宙戦艦。
空母を護衛する事を前提にしており、多数のミサイルを装備している。
艦名の由来は、日本による朝鮮半島統一に反対しその実体を把握するために朝鮮半島へ視察に来ていた伊藤博史総理を 朝鮮併合を指揮した本人だと勘違いして暗殺してしまったテロリストの金重根を称えて名付けられた。
アトランティス傘下の日本艦隊は光学兵器を装備していたが、同級では装備されておらず、基本的な武器システムは現用水上艦と同じものを転用している。
第二次倭の国奪還作戦に参戦した。
姉妹艦として他に1隻が就役している。
戦争終結後はハンナエ党大統領とその閣僚、そして大手財閥系の幹部やその家族が多数の艦と共に行方不明となっている。
●駆逐艦 マーク 級
シナと統一朝鮮軍が共同で開発した初の駆逐艦。
武器システムは水上艦艇に準じるが、亜光速ドライブを使用し宇宙作戦も可能としている。
シナが保有する造船技術のほぼすべてを投入し、半年の間に600隻と言う大量建造を実現し、日本艦隊に対して数で圧倒した。
級名のマークとは、アメリカ議会議員で反日運動の急先鋒にたち、数々の功績を上げたマーク恩那議員を称えて名付けられた。
戦争終結後は政財界の幹部やその家族が多数の艦と共に行方不明となっている。
先進型機動甲冑 機体バリエーション 2
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■諸外国の陸戦
ハヤブサの開発成功により、アメリカを除く諸外国は、新たな新戦力として陸戦型戦闘鬼:先進型機動甲冑(Advanced Mbile Powerprotect)の開発にしのぎを削ることになった。
日本軍は、太古の昔にオロチの襲撃を受けた唯一の交戦経験国として、体力的格差のあるオロチとの
近接格闘を行うことに注力して開発が進められていた。
しかし、経験上オロチを見たことのない諸外国は、噂ではその残虐性や戦闘能力については、信じがたく、ハヤブサのもつ戦闘力のみがクローズアップされ、まずはそのハヤブサを上回る戦闘力を得る事を目的として世界は動いていた。
ただ諸外国としてもオロチの脅威については無知だったわけではなく、アトランティスから提供される資料にてその戦闘力の凄まじさを認識はしていた。
しかし、それよりもシナや統一朝鮮政府が世界に喧伝していた日本脅威論により、日本が突出した戦力を保持する事に世界は脅威を抱いており、どちらかというと、対オロチというよりも日本を封じる思惑が働いていた。
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シナ軍/統一朝鮮軍の機体は、ナノ技術を保有していないため、人工電子結界等の防護技術を展開できない。
この欠点を補うべく実装甲をかなり厚くしたために機動力が低く、さらにはその装甲ですらほとんど防護の意味を持たない事から、非常に損耗率が高かった。
これらの機体は、基本的に奪う文化である国民性を強く反映しており、さまざまな革新技術は不正手段で得たものである。
しかし、そうして得た技術を使いこなすノウハウまでは奪えず、結果として多くの欠陥を抱える事となってしまっている。
JJRF-0X 尖閣
シナ軍が隼と互角の戦いが出来る事を目指して独自に開発した陸戦の実験機。
サイボーグOSを採用した最新の機体で、データ採取の目的で帯締学園留学生の
乗機として帯締学園にやってきた。
表向きは、あくまで模擬戦を通じての経験値の取得と言うことで、実際に隼との
戦いでは、遜色のない高い戦闘力と機動力を発揮したが、実際の目的は、開発中の
最新鋭の陸戦の鹵獲であった。
保守要員を本国から招き、整備エリアにも人を近づけさせないなど、徹底して秘密を
貫いた為、正確な能力は最後まで不明のままとなった。
統一朝鮮も現在グループが開発に加わっており、シナ軍仕様がモデルA、統一朝鮮仕様をモデルBと呼び、基本はまたっく同一機体ではある筈だが、両国の工作技術の精度の差により、モデルBの方が優れた性能を発揮した。
模擬戦ではリミッターで制限を掛けられ本来の性能を発揮できなかった隼を相手に優位に立つことが多かった。
オーストラリア陸軍の最新鋭陸戦であるブーメランの開発にも同機の基礎データが使用されているらしい。
JJRF-1 パープルサンダー
JJRF-2 琉球
パープルサンダーを改良した機体。
機体名は領有権を主張し、強奪に成功した琉球国からつけられている。
JJRF-3 倭国
統一朝鮮の大財閥である現在グループと共同で開発された機体。
機体名は領有権を主張している大和盆地の倭の国からつけられている。
JJRF-4 激竜
統一朝鮮の現在グループと共同で開発された機体。
JJRF-4Rfx 激竜(+)
統一朝鮮の現在グループとアツスングループにより共同開発された機体。
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●エアースペシャル社
Type-714 ユーロドローン
フランスが開発した最新鋭の陸戦で、ドローンの名称から分かる通り無人機である。
ただ、開発段階では機体を制御するパイロットAIを学習させる目的から、有人機となっており、
ヒューマノイド型パイロットは、従来の有人型陸戦と同様のインターフェイスで機体を制御する。
帯締学園に留学中のフランシーヌの為にフランスで実験中の1機が帯締学園 重工学部に搬入(外交特権による密輸)されてきた。
有人機とはいえ元は無人機なので機内はかなり狭く、小柄なフランシーヌでようやく収まるスペースしか確保できなかった。
小型ではあるがフランスらしい流麗なデザインで、もともと無人を想定して開発されており機動力は非常に高い。
ただ、戦闘データ漏洩を恐れるエアースペシャル社の意向で、模擬戦は固く禁止されており、実際の戦闘力はどのていどのものなのかは不明である。
無人を前提としたと言う理由が予想されているが、原則として抜刀術の機能は備えておらず、アサルトライフルと長距離対戦車ライフルを併用した、中長距離戦を得意とする機体である。
搭乗者:【フランシーヌ】
Type-715 ユーロファイアー
フランスが開発した最新鋭の陸戦で、型名の通りユーロドローンの姉妹機にあたる。
ラファールSの宇宙艦隊配備が限定的となったことがよほど悔しかったのか、この機体は最初から宇宙での戦闘を念頭に入れて設計されている。
ただ重力下での機動データが必要なため、Type-714と共に、日本へ密輸されて来た。
Type-714と比較し、最初から有人機として設計されており、機体サイズは他国の陸戦と同規模となっている。
Type-714と同様にフランスらしい流麗なデザインで、機動力はType-714よりは劣るがそれでも他国が開発中の陸戦とは互角以上のスペックを誇る。
ただし有人機でType-714に迫る性能を目指した分、パイロットに要求される能力は非常に高く、相当なじゃじゃ馬となってしまった。
最終的には量産型として、ややスペックを落としたType-715Rがリリースされたが、リミッターを解除する事で、本来のスペックを取り戻せるようになっている・・・との噂。
搭乗者:【シャルロット】【アルフォンス】【マリ】【ジャンヌ】
●ドイツ
Type-210 ホルニッセ
ドイツが開発した最新鋭の陸戦で、サークルメタル社が開発した60mm大口径レールガン
(電磁砲とはまったく異る別の原理の投射兵器)を装備している。
もともと陸戦兵器の開発を得意とする国柄だけあって、レールガンの命中精度は非常に高く、
電磁砲ほどの電力パワーを必要としない為内蔵バッテリーで駆動が可能で、陸戦にとっては有効な手持ち火器となっている。
ただ、砲戦に特化した機体のため近接格闘戦を非常に苦手としている。
レールガンはその特性上、威力は大きいが連続した射撃を行うと砲身が焼きつくため、3バースト射撃モードで連射制限を設けている。
このレールガンと同様のものが、以前から技術供与等の関係の深かった統一朝鮮軍にもライセンス生産されており、その後、日本軍守備隊を苦しめる事となった。
そして陸軍大国らしく、戦車隊に随伴する事も考慮しており、最新鋭のタイガー戦車と高度に情報が共有化されている。
ギュンター、ゲルスターの乗機として外交ルートを通して極秘に日本に持ち込まれた。
終戦後、統一朝鮮に武器を提供した事案が犯罪として罪に問われており、サークルメタル社の役員が逮捕されている。
搭乗者:【ギュンター】【ゲルスター】
Type-262 シュヴァルベ
ドイツが開発した最新鋭の陸戦。
砲戦を主眼をおいたホルニッセに対して、格闘戦を主眼において設計され、マイクホーン社が開発した専用の格闘戦ナイフで武装している。
ノイズキャンセラーによりモーター駆動音を消しており、隠密行動を得意とする。
装甲が増えると重量が増大し、モーター出力も必要となり、隠密行動に支障が出るとの判断で、防御力はかなり犠牲になっている。
対オロチ戦ではさすがに格闘戦ナイフでは厳しく、地球防衛戦では対戦車ライフルで武装した。
忍者をイメージしてデザインされたらしい。
レオンハルト、エルメス、アルビータの乗機として外交ルートを通して極秘に日本に持ち込まれた。
搭乗者:【レオンハルト】【エルメス】【アルビータ】
●スウェーデン
Type-21
武装中立を標榜する同国が独自に開発した陸戦で、制空戦闘機と同様に偵察/迎撃/攻撃をマルチでこなす万能機として開発が進められた。
すべてが自国開発なのでOSの開発は難航し、そのOSの改良と模擬戦による経験値取得の為、レーア少尉の乗機として外交ルートを通して極秘で日本に持ち込まれた。
中立国であるため、シナ軍と統一朝鮮軍の地球反乱に伴う日本侵攻には不介入との指示が本国から出されていたが、オロチ隊の襲撃もあり戦闘が太陽系規模である事を確信したレーア少尉は、自分ができる事を成すためにType-21と共に出撃し反乱軍を迎え撃った。
搭乗者:【レーア】
●イタリア
Type-2000 ファルコ
軍用ヘリやスポーツバイクの生産で有名なアグスト社が開発した陸戦で、軽快な機動力が特徴。
特性として隼に近いものがあり、格闘戦や剣術ではNATO軍中最高の性能を誇っている。
カメーリアや、ヴィオレッタ、カンピオーニの為にイタリア政府が外交ルートを通して極秘で日本に持ち込まれた。
中世を彷彿とさせる大型サーベルと物理シールドを装備し、いかにもローマっぽい仕様となっていたが、模擬戦による経験から機動力の足かせになると判断され、隼と同様の日本刀タイプが帯締学園から支給された。
ナノシールドを展開すれば、物理シールドが不要となると気付き、この装備も装着されなくなった。
搭乗者:【カメーリア】【ヴィオレッタ】【カンピオーニ】
Type-2002 フォルゴーレ
軍用ヘリやスポーツバイクの生産で有名なアグスト社が開発した、陸戦で、ファルコの姉妹機に当たる。
この機体は砲撃戦を主眼においており、ベロッタ社のアサルトライフルで武装している。
カロリーナ、モレッロの為にイタリア政府が外交ルートを通して極秘で日本に持ち込まれた。
フォルゴーレが使用するアサルトライフル ARX-T2002は、その名の通り、フォルゴーレ専用に開発調整されており、マガジンを固定する専用マウントが機体随所に設けられている。
ARX-T2002は、多少命中精度は落ちるがファルコでも使用は可能である。
搭乗者:【カロリーナ】【モレッロ】
●フィンランド
MWK-244ミルスキ
フィンランドの大手機械メーカー連合MetsoWartsilaKoneが開発
非常に軽量な機体だが、特別なアタッチメントを使用して人間が装備する火器も扱える珍しい機体である。
開発に着手した国としては後発に属するが、専用の火力を開発しなかった分、開発工期の短縮に成功し、シナと統一朝鮮の地球反乱までには配備が間に合った。
物量で攻めてくる反乱軍を相手にNATO軍太平洋派遣隊として参戦し、サウル少尉とティーナ少尉の乗機として活躍した。
搭乗者:【サウル】【ティーナ】
●イギリス
Bas.163ミーティア
イギリスのブリティッシュエアスペース社とBAEエレクトロニクス社が共同開発している陸戦。
ロールスロール社が開発していた航空機用バッテリーの改良型から動力に給電される。
世界各地に急速展開が可能なように整備性が重視され短時間で再出撃が可能である。
装備はアサルトライフで中距離での射撃戦を得意としている。
ただ接近戦には弱く、このウィークポイントを克服するために、格闘戦での経験値取得を目的に
日本にやってきた。
バネットやルーシー、ジュリア、マリアン、ブリジットの為に、開発中の貴重な機体5体すべてを
開発部隊ともども帯締学園に外交ルートを通して搬入された。
搭乗者:【バネット】【ルーシー】【ジュリア】【マリアン】【ブリジット】
Bas.164ハリケーン
イギリスのブリティッシュエアスペース社とBAEエレクトロニクス社が共同開発している陸戦。
格闘戦重視を目指した機体だがミーティアと共通フレームを採用した事で機動力にやや難があったがミーティアを失って新たに専属パイロットとなったブリジットが調教に成功し、ハード的な運動能力の不足を経験値で補うことで、結果として非常に機動力の優れた機体に仕上がっている。
接近戦を得意とし、イギリス艦隊直掩機として大量に配備された。
搭乗者:【ブリジット】
●アメリカ
X8
アメリカのゴーイング社とゼネラルショウナミクス社が共同開発中の陸戦
陸軍先進国のアメリカは戦車と無人装甲車を過信するあまり陸戦の開発計画には大きく出遅れた。
しかし隼のロールアウトにより、その機動力と汎用性の高さから、次世代の陸戦兵器の開発に取り残される事を懸念したアメリカは急遽陸戦の開発計画を立ち上げた。
開発ナンバーの8は、帯締学園にテストとして搬入された機体の形式コードで、このナンバーから推測するに、最低でも他に7機の個別に開発された機体が存在しているものと思われる。
アメリカらしく非常に不細工な形状をしているが、内部に大容量バッテリーと大出力モーターを内蔵している為、動作は見かけより俊敏で、両肩に装備する12.7mmチェーンガンを平気で振り回し周囲をなぎ払う。
アメリカ製の陸戦なのでアンナやレイチェル達の乗機になると思われがちだが、アメリカは陸戦の開発に出遅れ、製造していないとされていたため、彼女たちはこの機体の存在は知らされていなかった。
よって彼女たちは、帯締学園の標準機体である隼を乗機としていたが、隼を完璧に手懐けている。
後に、帯締学園に搬入されてきたX8(ナンバー8)は、エルサレムの資本が入った軍事企業との関わりが噂され、得体のしれない組織には協力できないとして、アメリカ人留学生は搭乗を拒絶している。
後に、X8と同様と思われる機体が エルサレム共和軍と共にアトランティス残党艦隊のペルシャ基地を襲撃しており、その際に、先行量産型の砂漠戦仕様として配備されていた少数の雷電と接触し交戦している。
さらに同系列のモデルと思われる機体が環境テロリスト(シーブルドッグ)に提供されているとの情報もあり、関西の大学が展開している黒マグロ養殖場や、和香山県大地町の捕鯨基地をたびたび襲撃して多大な被害を出している。
●オーストラリア
CA-12R ブーメラン
オーストラリア陸軍が開発した陸戦で、周囲を海に囲まれた大陸と言う地理的特性から水陸両用機として開発された。
テロ支援国家として認定されて以降は、日本との国交や貿易がなくなりブーメランの性能については闇の部分が多いがシナと統一朝鮮とも深いつながりがある為、この両国の技術支援を受け完成にこぎつけたらしい。
試験機は、IWCを脱退して南極海で捕鯨を行う日本の捕鯨船団に対し、水中からの攻撃を実施し、多数の捕鯨船の撃沈に成功したが対潜能力において世界一の実力を誇る日本海軍の護衛艦に対しては無力で、すべて撃破されてしまった。
これと同一の機体と思われるのが環境テロリストのシーブルドッグにも提供されており、大地町の捕鯨基地を出発した冷凍トラックを襲撃している。 こちらの方はアトランティス王宮直々の依頼で警戒にあたっていた帯締学園の陸戦隊と交戦し全機が撃破されている。
王宮執務室別室広報2課からのお知らせ
■王立アトランティス艦隊:王宮執務室別室広報2課からのお知らせ■
●各メディア/コンテンツ関連企業 担当者様へ
この度は「アトランティスの亡霊」にご興味頂きありがとうございます。
いくつかの案件企画のお誘いを頂いておりますが、本シリーズはもともと一部の "限られた数名の友人の為" だけに企画され、しかも視覚化不可能なテクノロジーを満載しており、一般大衆向けの判りやすい内容のものではありません。
事実上、"商用にはまったくもって不向き" なストーリーとなっています。
ただただリアル性を追求する目的のため、商用に必要な要素はまったく考慮しておりません。
なので、
わざわざネットで探しまわって連絡先を突き止めて
お声を掛けて頂くことは誠に光栄ですが、その辺を考慮して頂けると助かります。
以上、お知らせでした。
宇宙ドッグ
・ラセツキ 級 宇宙ドッグ
アトランティス艦隊が保有する巨大ドッグで、宇宙艦の建造/修理を受け持つ。
太陽の周回軌道上に計10隻が配備されている。
戦艦クラスの宇宙艦を30隻同時に建造が可能な規模を誇り、小さな都市に匹敵する人口を有する。
規模としては要塞クラスではあるが、攻撃力/防御力はほぼゼロで、自警団がドッグの防衛を担っている。
普段はフル稼働する事はないが、ここ最近のアトランティス星系(太陽系)の緊迫化により、ここ数年はフル稼働状態となっている。
全長20Kmのメインフレームを取り囲むように6個の組み立てヤードがドッキングされ、この組み合わせがメインフレームに沿う形で5個配置されている。
最大で、1000m級の船体を建造する事が可能だが、このドックが完成したのは、紀元前約4000年前の事で、その当時の最大の艦でも1000m程度なので、数年前から本格的に建造が始まった1000mを優に超える現在の第7世代型の船体規模ではヤードからはみ出た状態で建造が行われている。
ナノマシンで構成されるつや消し漆黒のロービジー迷彩が施されており、肉眼での視認は困難となっている。
・クンバカルナ 級 宇宙ドッグ
アトランティス王家が保有する専用宇宙ドッグ。
全長6Km程度と、ラセツキ 級よりは規模の小さな工廠だが、王家直轄の為最新の設備が備わっている。
このドッグは艦艇の他にも各種装備の研究開発も行っており、このドッグで建造される艦艇の特殊装備として搭載される事が多い。
ラセツキ 級より情報統制が厳しく、このドッグの存在は噂では知られているが、実態を知るものは軍の上層部の限られた者に限られる。
関係者のほとんどは皇室関係者や一族のみで構成されており、それが外に情報がもれない要因ともなっている。
最高機密である戦艦大和級はこのクンバカルナで建造されたとの噂がある。